

クモの巣のように張り巡らされたニューヨークの地下鉄。その中でも、わずか1駅の区間しか走ってない珍しい路線があります。シャトル(Shuttle)の"S"から名付けられた"S"ライン。場所は、42丁目。全米最大の駅、
グランド・セントラル・ターミナルと世界最大の劇場街、タイムズ・スクエアの間。

乗客数が多いからなのか、メンテナンスがしやすいからなのか、この路線では車両そのもの、車内一面などに
奇抜な広告が登場することが多いのですが、今行くと、丸ごとGoogle Mapsになってます。
車体に施されたシンボリックなキャラクター。車内もGoogle mapだらけ。インターネット利用者の間ではGoogleはほぼ100%の認知度なはずで、そもそもGoogle関連の広告ってそんなに多くないと思いますが、今回はずいぶん派手にやってます。
でも、これ、ちょっと不思議ですよね。だって、Google Mapsって無料のサービスじゃないですか。「費用対効果」というか、投資に対するリターンというか、そういうことを考えると広告出す理由が分かりにくいです。しかも、Googleには他にもいーっぱい無料のサービスはあるのになんでMapsなの?みたいな・・・。
で、気になったので、少し調べてみると非常に興味深い情報を発見。
"There have been estimates that nearly 40% of all search queries have some sort of local intent - to what degree do you think that's an accurate estimate? And, do you believe that for all of those local intent queries, some geographic elements are being used by the search engines at this time? In the future?"
出典元:Mike Blumenthal on the Local Search Market & Strategies for Local SEO(2/17/08)
専門的な解説は難しすぎるので一番重要なポイントだけ簡単に挙げると、Googleとかの検索サイトで検索されてる全ての内容の40%くらいは、結局のところ何かしらの『ローカル情報』なんじゃないかってことです・・・。へー、ふーん、えぇぇー!!!って感じ(笑)。って、いうことは・・・と考えるといろいろ思いつきますが、おそらく、地図サービスも含めた『ローカル情報』に強いということは、これからの検索サイトにとって極めて重要な要素になるのでしょう。Google Mapsの上に出す広告需要とかもあるでしょうし。ふむふむ。

〔ご参考情報〕
・
Google Maps
「あ、そう言えば、あれってどーなの?」みたいな時に、テレビをつける人はいません。今の時代、具体的に知りたいことや欲しいものがあったら、普通は皆さん、ネットで検索します。そのままネットで買うこともできますが、実物を見てからって話になれば「どこで買えるの?」という情報が重要になり、ネット上の地図サービスが重要に・・・。いろいろ発展性もありそうですし、なんだか面白いトレンドです。
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