
ニューヨークには本当にたくさんストリート・ミュージシャンがいます。道端や公園だけじゃありません。なんと、地下鉄の改札を抜けた駅構内にまでいます!その演奏や歌声はかなり本格的で、人垣ができていることも少なくありません。

実は、地下鉄構内で演奏しているミュージシャンの中には、ミュージック・アンダー・ニューヨークというNY都市交通局(MTA)主催のプログラムで演奏しているプロのミュージシャンもいます。このプログラム、1986年からの試験期間を経て1987年より公式にはじまりまったというから、もう20年近い歴史があるんですね。「音楽で駅をもっと魅力的な場所しよう」という趣旨に賛同したGE基金から7万5千ドルもの寄付があったそうです。でも、20年前のNYの地下鉄って危なくなかったのかなぁ・・・。

”Music Under New York”と書かれたこのフラッグが目印です。オーディションに合格したミュージシャンだけがこのフラッグを持ってますので実力証明書みたいなものですね。現在は100名以上の個人やグループからなるミュージシャンがいるそうで、多民族が集うニューヨークらしく、クラシック、ケイジャン、ブルーグラス、アフリカン、サウス・アメリカン、ジャズ等、幅広いジャンルの音楽を届けています。そのパフォーマンスの回数は、1週間に150回以上!市内25箇所の地下鉄で行われているそうですが、どのミュージシャンがいつどこで演奏するかは一般公開されていません。お気に入りのミュージシャンを見つけたら、すかさず彼らのウェブサイト等の情報をゲットすることをお勧めします。

今日たまたま34丁目駅で演奏していたのがこのバンド。ボーカルの女の子の声がとても良い感じのアメリカン・ポップで、山のような人垣が出来ていました。気に入ったのですかざすCDも購入!次に会える保障がないので気に入ったら即買いするのがポイントです。なお、NYのストリート・ミュージシャンは、パフォーマンスをしながら自作のCDも売っていて、通常、値段は10ドル以下。そこでしか聴けない音楽だけあって、妙なお徳感があります。本当に良い音楽だったら、これこそ最高のNYのお土産になるんじゃないかな。
で、家に帰って気づいたのですが、このバンドのCD前にも買っていました。がーんっ!!!ニューヨークには本当にたくさんストリート・ミュージシャンがいますね。前に気に入ったバンドも忘れるほどです(笑)。
〔参考URL〕
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Music Under New York:MTAのホームページ内
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Susan Cagle:2度もCDを買ってしまった私の中では伝説となったバンド