アトランティック・アベニューのストリート・フェアで見つけたユニークな出店。フレッシュ・アート(Fresh Art)と書かれたフラッグが出ていたので、アーティストが出店したものかと思ったら違うんですよ。たくさんのお猿さんのヌイグルミが印象的。これは、ソック・モンキー(sock monkey)って言って、靴下でつくったもの。Fresh Artのシンボル的キャラクター。
Fresh Artとは、ご老人や病気の方々などにアートに触れたり、自分で創造する場を提供するNPO団体。このソック・モンキーを販売したお金が寄付金となって、Fresh Artの活動資金になるんです。
Fresh Artではワークショップや展示会などを開催。公式サイトのワークショップのページには、老人擁護施設などで行われた数多くのワークショップの写真を拝見できます。
それにしても、ニューヨークには、アート活動を支援する様々なNPO団体が本当にいっぱいありますね。ぱっと思いつくだけでも、毎年9/11に巨大サーチライトで光のWTCをつくっているのも、
クリエイティブ・タイムというパブリック・アートを支援するNPO団体だし、今年の夏に登場して話題になった
巨大な滝のアートもパブリック・アート・ファンドというNPO。もちろんニューヨーク市もこうした活動に協力的で、アーティストからの提案からGarden in Transitという、ニューヨーク中の
タクシーにお花の絵を描くアート・プロジェクトが行われたりしています。
〔ご参考情報〕
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http://www.freshartnyc.org/(公式サイト)
なんでこんなにアート関係の団体とか多いのでしょう。ホワイトカラーのお仕事がインドなど海外へアウトソースされるようになって、ますます新しいアイデアを生み出す創造力や洞察力など、アーティスト的なスキルが重要になってきた・・・という時代的背景があるのかもしれません。そういえば、MBAコースや企業のトップ・エグゼクティブ向けのアートやデザインのクラスも人気出てきてるそうです。今回の金融危機でも、既存の仕組みから脱皮し新しいものを生み出すアイデアがより重要になるので、ますますこの傾向は強まっていく気がします。
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