

日曜日のユニオン・スクエアで見かけたおっきな黄色いテントのお店。テントの前には観葉植物に囲まれたテーブル席が並べられ、食事をする人たちも。日曜日はユニオン・スクエアでグリーン・マーケットはやってないし、いったい何でしょう?

テントの横には行列まで。よく見るとあちこちにSabraって書いてあります。どうやら新しいハマス(Hummus)のキャンペーンのようですね。いろんな種類のハマスを使った料理を無料で配ってます。
ハマスってうのは、ペースト状にしたひよこ豆のディップのこと。もともと中東地域の食べ物なのですが、ニューヨークではクラッカー、生野菜、トルティーヤなどにつけて食べたりしてとてもポピュラー。ホームパーティの定番メニューの1つにもなってます。

原材料が豆なので、ベジタリアンの方々の貴重なタンパク源としても重宝されているんだとか。実際、健康志向が強いニューヨーカーの方々の間では、「ハマスが好き」っていうのと「お豆腐が好き」っていうのは同じようなニュアンスで受け止められてる感じがします。
この日、ハマスを使った料理を披露してたのも、若い女性シェフ。会場にも女性の方が多め。ジューサーにかけてシェークにして飲むという食べ方が広まったお豆腐もそうですけど、外国からこっちに入ってきた食べ物ってもともとあったイメージとまた違ったイメージで普及することが多いみたいで、なんか面白いですね。

食文化というのも、自国の中だけだったら大きな変化は起こりにくいかなり伝統的な文化の1つ。それが、こういうふうに異なる文化圏で普及していく過程で新しいイメージや付加価値が加わっていくことがあって、なんだか興味深い現象だなぁと思います。お寿司を筆頭にした日本食人気とか、ヨガやピラテスの人気とかいろいろ見てると、文化の違いに関わらず支持されるものの特徴がなんとなく分かってきたりして?
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