
今年の夏、ニューヨークの港エリアには、人工の滝が登場しました。名前は、ニューヨーク・シティ・ウォーターフォールズ(New York City Waterfalls)。
ブルックリン・ブリッジの真下や
ガバナー島など滝は全部で4箇所。どれも全長90~120フィート(27 ~37メートル)と巨大なスケールです。

これだけ大規模だと、国とか州の公共事業だと思うでしょ。でも、そうじゃないんですよー。なんと、
市民主導のパブリック・アート作品なんです。
滝そのものは、アーティストのOlafur Eliassonさんが2年前から準備してきた作品で、1977年から続くNPO団体、"Pablic Art Fund"のサポートを受け、主に個人や企業の寄付金で作られたんだとか。
総工費は15.5百万ドル(1ドル=110円で約17億円)。相当大きな金額ですが、先日ご紹介した
コロンバス・サークルにある『1つの噴水のリノベーション工事』は23百万ドルでしたから、それよりは3割安く済んでます。さすが民間?!
この夏限定のNew York City Waterfallsが展示?されるのは、
6月26日から10月13日までの約4ヶ月。
朝7時~夜10時(火~木曜日は朝9時から夜10時)の間、人工の滝が稼動するそうです。陸上からだけでなく、滝を巡る遊覧船ツアーとかもいろいろあって楽しめますよー。
4つの滝の地図
昼間の様子
夜は滝もライトアップ
アートですねぇ〔ご参考情報〕
・
New York City Waterfalls(公式サイト)
そういえば、あの9・11追悼の光のWTCも"CREATIVE TIME"っていうパブリック・アートをサポートする別の市民団体でした。パブリック・アート同様、お金をかけずに誰でも楽しめる無料コンサートやストリートフェアとか、ニューヨークのイベントは本当に市民主体のものばっかりです。数が多いだけじゃなくて、規模もこんなおっきいのもあるなんて、もう、すごいとしか言いようがありません。
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