大統領選の年にちなんで、こんな場所を訪れてみるのはいかがでしょう?フェデラル・ホール(Federal Hall)。アメリカ合衆国が建国され、最初の大統領が就任し、最初の議会が開かれたのはここでした。場所は、ダウンタウンの
ロウワー・マンハッタン。当時、アメリカの首都はニューヨークだったんです。
かなり歴史的価値のある建物なので、立入禁止でもぜんぜん不思議じゃないのですが、現在のフェデラル・ホールはミュージアムとして一般公開しています。しかも嬉しいことに入場は無料。
ジョージ・ワシントンなどの歴史的人物を紹介するコーナーや、人権や自由に関する憲法修正条項(Bill of Rights)成立時の背景紹介と実物の草案など、アメリカ合衆国が生まれた当時の重要な史料がいっぱい。
大統領が就任する際、聖書に手をあてて誓いを立てる儀式的なシーンをよく見かけますが、このフェデラル・ホールには初代大統領の就任式で使った聖書の実物が置いてあります。かなり大きくて古そう。よく見ると、「Printed in 1767」の文字。今から240年ほど前のもの。見学に来ていたチビッ子が、「どうしてアメリカより古いの?」って目を丸くしてパパに聞いてました(笑)。
展示物だけじゃなくて、建築様式からも十分な歴史を感じられます。実は、現在の建物は1842年に建て直されたもので、ワシントンが就任演説をした1789年のものじゃないのですが、それでも160年以上の歴史の重みってありますよ。
さらに、お土産売り場にはフェデラル・ホールならではの品々がずらり。紙の巻物に書かれたBill of Rightsのレプリカとか、子ども向けのアメリカ合衆国憲法とか、面白いところでは歴代ファースト・レディー(大統領夫人)の写真つき紹介本なんてものまでありました。
建国前の1733年に出版されてた週刊誌?と印刷機はす向かいがニューヨーク証券取引所〔ご参考〕
・
http://www.nps.gov/feha/index.htm:フェデラルホール情報
~場所は、ウォール街のニューヨーク証券取引所のはす向かいです
1733年にNew York Weekly Journalを書いてた人は、どんなことを書いてたんでしょうね。これが後に「言論の自由」につながり、「人権」という概念につながっていったそうです。2008年の今、私達がブログでいろいろ書いてることも、何かを変えていく切欠くらいにはなったりするのかな?
※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。
「人気blogランキング」