
昨日、
公開初日のレポートをしたばかりですが、映画「
Sex and the City」がとてつもない記録を打ち立てました。上の写真は、明日配布されるローカル・フリー・ペーパー、AM New Yorkの記事の早刷り版。明日のニューヨークではあらゆるメディアがこのニュースを取り上げると思います。
どんな記録かというと、まず、この週末の売り上げで全米1位を達成。チケット売り上げ金額は55.7百万ドルに達し、
配給元のワーナー・ブラザーズが予想していた30百万ドルのほぼ2倍という、専門家も驚愕の結果となりました。その要因は、普通なら公開初日の込み合う映画館にやってこない女性がたくさん来たから。予想以上に・・・じゃなくて、ここまでとは正直プロでも予想できなかったみたいです。
また、R-rated comedy film(成人指定コメディー映画)のジャンルでは、これまで1位だった1999年の"American Pie 2"の45.1百万ドルを抜いて歴代1位を達成し、『史上最高のデビュー』(the best debut ever)となりました。さらに、これまでに公開されたすべてのR-rated film(成人指定映画)の中でも、歴代5位にランクイン。まさに記録尽くし。っていうか、これは全米規模でのデータなので、地元ニューヨークだけに限って考えたらもっとすごいことになってるはずです。
そんなわけで、早速、AM New YorKのサイトには、「"
Sex and the City": Around the town」というロケ地紹介付のGoogle mapのマッシュアップ(下の写真)が登場。現在、27箇所のロケ地が確認できます。
公開初日の映画館の様子からしてすごいことになりそうな予感はしてたんですけど、この結果には本当にびっくり。これだけ情報化が進んでマーケティングの技術も高度化した時代に、しかも産業として十分に歴史のある映画の世界で、専門化がぜんぜん予想できなかったって一体どういうことなんでしょう?ちゃんと要因分析したら何か面白いこと発見できそうな気がするんですけど・・・。
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