週末のSOHO。自作のアイテムを売るデザイナーさんのテーブルが歩道にずらり。写真は、BroadwayとWest Broadwayの間のPrince Street沿いの様子。見慣れた風景と思いきや、ちょっと前までとは大違いになってるところが1つあります。さて、それはどこでしょう?
答えは、
車道にある緑色の道? デザイナーさん達のいる歩道の淵のすぐ真後ろの車道部分に何かできてます。これは、 自転車専用の道、バイク・レーン(
bike lane)です。
この場所にバイク・レーンが登場したのは、昨年、2007年の11月のこと。今月に入って改めて塗りなおされました。そういえば、ちょうどこの5月は『
Bike Month NYC 2008』という、今年で17年目を迎える自転車関連イベントの多い特別月。きっと、これにあわせて、緑色のゾーンもお化粧直ししたのでしょうね。
でも、マンハッタン内を自転車で走っている人って、やっぱりデリバリーの方々がメインっていうか、基本的に一般の人は殆ど乗ってない気がします。
セントラルパーク内にレンタル自転車屋さんがあったりはしますが、SOHOみたいな交通量の多い繁華街に素人が自転車でやってくるのって・・・。
実際、この緑色のゾーンを通るは、殆どデリバリーかサイクリストの方々ばかり。しかも、かなり数が少なめ。その代わり、歩道が込み合ってるときの迂回路になったり、お散歩中のワンちゃんの寝転がって楽しむ場所になってたり(笑)。これはこれでいいなーって感じですけど、結局、歩道がさらに幅広くなった印象です。
ここ数年ニューヨークでは「歩行者優遇ポリシー」みたいなものが徹底してまして、実際、車道を1レーンつぶす歩道の拡張工事までやってます(タイムズスクエアとかSOHOなどの人気エリアが多め)。この緑の道はバイク・レーンとして登場しましたが、マンハッタンは歩いてどこにでも行けるくらい
意外に小さなエリアですから、やっぱり歩道関連のインフラ整備はその分かなりちゃんとしてるかも。あと、住民のためだけでなく、こういうのはいわゆる観光インフラの1つにもなってくるのでしょうね。
当然、このバイク・レーンの上には車を駐車できません。結果的に歩行者を車との接触事故から守ることにもなります。また、バイク・レーンに人がいるときは、自転車がさらに車道寄りへ、車道寄りへと移動しながら抜けていくんですよ(上の写真もそうです)。そういうルールとかあるのでしょうか?なかなかうまくできているというか、いろいろ使い勝手が良い道になりそうです。
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