週末、ニューヨークに新しいパレードがまた1つ登場してました。「ニューヨークと言えばダンス!」ってくらいダンスが盛んなのに、しかも、1年中いろんなパレードが催されているのに、なんでダンスのパレードがないのよっ、という発想から誕生したのがこのパレード、
New York Dance Parade。その名の通り、ダンスのパレードです。
みんなそう思ってたんでしょうね。これがまだ第二回目目だってのに、事前に発表されたパレード参加人数は驚愕の3,999名!ちなみに参加団体数は108団体で、ダンス・スタイルもバレエ、スウィング、ラテン&タンゴ、ベリーダンス、ヒップホップ、サルサ、ジャズ、タップ・・・など31種類に達するんだとか。
ルートは、ダウンタウンの28丁目をスタートしブロードウェイ沿いをまず南下。
ワシントン・スクエア・パークの手前で東へ曲がって8th Street(St. Marks Place)沿いを進み、トンプキンス・スクエア・パークが終着地。公園内にはダンス団体のテントのほか、巨大なステージまで設置。かなり大掛かりでビックリ。
しかも、パレードの見所はダンサーのダンスだけじゃないんですよー。ど派手な衣装は必見。もともとダンスの衣装って派手めですけど、参加者には
あのアート・パレードのファッションを取り入れるよう指令が出てるんですって。アート・パレードっていうのは、過去3年間、毎年9月にSOHOで開催されてるニューヨークでは比較的新しいパレードの1つ。このダンス・パレードと同じで、「なんでアートのパレードがないのよ!」という市民の声ではじまったもので、かなり奇抜で、芸術的な仮装行列なのです。
多分、そんなドレス・コード?の設定の影響もあったのでしょうね。派手な衣装のダンサーさんがたくさんいたのはもちろんですが、さらに、『ダンスのことはよく分からないけど仮装は大好きなのよ』って感じの方々も、自由に踊りながらいっぱいパレードしてました。
〔ご参考情報〕
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New York Dance Parade(公式サイト)
〔ニューヨークの主なパレードの過去ログ集〕
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チャイニーズ・ニュー・イヤー・パレード(2月)
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セント・パトリック・デー・パレード(3月)
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ゲイ・パレード(6月)
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アート・パレード(9月)
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ハロウィン・パレード(10月)
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サンクス・ギビング・デー・パレード(11月)
もう本当にすごいパワーでした。ニューヨークではこうしたイベントの大半が市民一人一人の参加型になっててとても刺激を受けます。シャボン玉飛ばそうとか、枕投げ大会とか、最初は1人からはじまった不思議で楽しいイベントもいっぱいです。きっと、人生をより充実したものにしたいとか、地域コミュニティを自分達で盛り上げていこうっていう思いが強いんでしょうね。っていうか、アート・パレードもダンス・パレードもここ数年に新しくはじまったわけですし、年々、そういう傾向が強まってるのかも。多様性の豊かな、互いの個性を尊重しあう社会が成熟していくと、こういう価値観が普及していくということかな?
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