

絶え間なく変わり続けるニューヨークの街並み。タイムズ・スクエアの名前の由来にもなったニューヨーク・タイムズ本社ビルも静かに幕を閉じ、新しい本社ビルへ。場所は、旧本社ビルのある43丁目すぐ近く、8th Ave沿いの40~41丁目間。マンハッタン最大のバス・ターミナル、ポート・オーソリティの目の前。以前ご紹介した
建設現場がこのビルです。

記者の方々からは、「旧本社ビルと比べたら、パラダイスだ!」と既に好評。天井の高い広大なロビーの中央部分に、お日様の陽射しが差し込む中庭があって、ちゃんと草木も生えてるんですよ。
さらに、幅広い通路が中庭と正面玄関を結んでるので、とても明るく開放感のある空間になってます。建築家は日本の関空と同じ、イタリア人のRenzo Pianoさん。

また、劇場やギャラリーなどのスペースも用意してるみたいです。展示期間があるのか常設展示なのかは分かりませんが、今行くとロビーの通路に「Moveable Type, 2007」っていう作品が飾ってあります。これがまたとてもユニークなんですよー。
どんな作品かというと、壁の両側に560台もの小型電光掲示板がつるされてて、文章、数字、絵などが次々と表示されるというもの。文章は、ニューヨーク・タイムズの記事データベースからランダムにピックアップされる方式で、定期的にアップデートされるというハイテクぶり。そういえば、
旧本社にあったミニ・ギャラリーにも「時代に残る額入りの写真と記事」があったので、一応、同じコンセプトを引き継いで進化させたってことなのかも?


〔ご参考情報〕
・
NYT新本社ビルについて書かれたニューヨーク・タイムズの建築批評記事(笑)
・
音声説明付スライドショー(NYTの記事)
こういうビルが出来ると周囲の雰囲気がガラリと変わってきて面白いですね。まだ工事中ですけど、同じビルの1階部分には日本のMuji(無印良品)のお店も入るみたいで、SOHOに続いて2店舗目。このすぐ横にも現在高層ビルが工事中になってるので、今後、注目されるエリアになるかもしれません。
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