ブルックリンのDUMBOで見つけた色鮮やかな謎のタイルの壁。普通の道沿いにある鉄製のグレーの壁に、とてもカラフルな色合いが目立ちます。でも、何なんだろう？またどこかのお洒落な広告かなとか思いましたが、商品やお店の名前がありません・・・。
よーく見たら、右下に作品名や作者の名前とか書いてある手書きのボードを発見。どうやら、TATTFOOさんというアーティストによる「Nature Matching System（略してNMS）」という作品のようです。
このカラフルなタイル、その１つ１つが実際にある本物の野菜や果物の自然の「色」とマッチ。それでネイチャー・マッチング。単なるアートじゃなくて、"
The more colors come together at a meal, the better."っていうメッセージも込められてるんだとか。
和訳すると、「お食事は、より多くの色どり（の野菜や果物）がある方が良いのよ」。健康志向の強いニューヨークっぽい発想っていうか、和食文化に近いメッセージを感じます。日本では昔から、「一汁三菜」（ご飯に汁もの、おかず3種）が健康な食生活の基本って言いますしね。これもひょっとして、日本食人気の影響だったりして？面白いですね。
また、実はこのタイル・アート、その１枚１枚を地元の小学生がペイントしてるんです。アートを通して健康的な食生活について考えるっていう狙いみたい。それにしても、こっちの子ども達は
タクシーにお花の絵を描いたりとか、パブリックアートに参加する機会が多い気がします。また、小学校とかでアートに触れる時間をさらに多くすることも検討されていたります。このアートを重視する傾向ってどこからくるんでしょうね。
〔ご参考情報〕
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Nature Matching System（TATTFOOさん公式サイト）
人工着色料じゃない野菜や果物の天然色、自然のままの色ってそれだけで綺麗ですよね。あと、いろんな色がある方がより良いっていうのは、食べ物だけの話じゃなくて、人間も同じかも。いろんな色（＝個性）がある方が、より活気のある社会になるような気がします。シンプルなタイル・アートでも、考えてみると結構メッセージ深い？
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