
パルテノン神殿のようなこの建物、万博とか博物館の展示物ではありません。普通にニューヨークの街角にあるんですけど、コレ、いったい何の建物だか分かりますか?以前、ご紹介した
コロンビア大学の図書館も神殿風でしたが、こっちはもっと大きいです。

答えは、『New York City Supreme Court』。この見栄えで、「Supreme Court」なんて名前だと「最高裁判所」かなと思ってしまいますが、ここは第一審を扱う地方裁判所の1つ。
ニューヨークの司法制度って、日本と同じように三審制 (three-tiered judicial system)なんですけど、その名称がちょっとややこしいんですよ。こっちのニュースとかドラマを見るときは要注意。ちなみに、ニューヨーク州の最高裁判所は「Court of Appeals」って言って州都のアルバニー(Albany)にあります。
ロウワー・マンハッタンの官庁街にあるこの「Supreme Court」の周辺は、市役所や連邦政府に関連する

施設やオフィスが密集。徒歩でいける範囲に
Wall St.や、
Trinity Churchなどもあって、マンハッタンの中でも特に歴史溢れるエリア。パルテノン神殿みたいな建物の影響なのでしょうか?ここに来ると、やや重々しい厳かな雰囲気を感じます。あと、そのすぐ横のストリート(Worth St.)には、「Avenue of the Strongest(最強の人々の道)」なんていう別名までついてるし・・・。
これって何なのかな?と思って調べてみたところ、「the Strongest(最強の人々)」とは、裁判所関係の人たちじゃなくて、市内の清掃を担当する衛生局の方々のことなんですって。ちなみに、ニューヨークでは昔から、the Strongestって言う際は、敬意を込めて市内の清掃をする方々を意味することが多いそうです。「Supreme Court」とか「the Strongest」とか、日常生活にたまに出てくる英語(特にこういうネーミング系のもの)って、調べると結構奥が深かったり、隠れたストーリーがありそうで面白いです。
裁判所の正面に、見覚えのあるオレンジ色のブースを発見!やっぱり、あのストーリーコープス(StoryCorps)のブースでした。こんな場所にもできたんですね。裁判所の目の前っていうより、婚姻届を受け付けてる市役所のオフィスの近くだからってことなのかな?あと、ニューヨークの裁判所制度はほかの州よりも複雑なネーミングになってるので、政府のサイトなどの説明を一度見ておくと後々勘違いしなくて良いと思います。
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