マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King Jr.)牧師が暗殺された1968年4月4日から、今年、ちょうど40年を迎えました。アメリカの祝日となっているキング牧師の日(1月の第3月曜日)から、毎年2月の
ブラック・ヒストリー・マンスを経てキング牧師の命日まで、様々な形で「人種」や「人権」について考えさせられる機会が今年は特に多いように感じます。
今年は4年に一度の大統領選挙の年でもあり、また、皆さんご存知のとおり黒人である
オバマ議員が善戦していることもあって、本当に大きな節目の年となっているようです。
キング牧師が、「I have a dream」と訴えた名演説。子ども達の世代では、人種の違いに関係なく、手と手をとりあって笑顔でいられる世の中にしようという彼の夢は、少しずつかもしれないけど着実に実現しています。それを証明するオバマさんの存在。彼は、もはや黒人に限らず、多くの方々にとって希望の光。移民の多いニューヨークでは、ここにきて特にその傾向が強くなってきたような印象を受けます。
実は、クリントン夫妻はハーレムにお家があって地盤中の地盤なはずなのですが、そのハーレムの街角にも、キング牧師とオバマさんの写真入りTシャツが登場。そもそも「人権」や「自由」は、政治とは関係なく重要だということなのでしょう。まったくそのとおりだと思います。
ニューヨークでは、日常生活の中で「人権」や「自由」について真剣に考えさせられる機会が頻繁にあります。当たり前だと思っていた事柄が決して当たり前じゃない、という気づきもいっぱい。想像できないほどの困難な状況でも、未来をあきらめず挑み続ける彼らの姿からは学ぶことがたくさんあります。
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