ニューヨークの地下鉄の駅構内で見かけたポスター。"Lose something?"のフレーズの下には片方なくなちゃった手袋の絵。シンプルだけどかわいいです。落し物したときの問合せ先を知らせる広報ポスターですね。そのとなりは、広げた傘の下に箱ティッシュと枕の絵。何コレ?って感じのポスターですが、その内容は「気分が悪かったら電車に乗るのはやめときましょう」だって。
一昔前まではかなり危ないっていうイメージもあったニューヨークの地下鉄ですが、今ではだいぶ状況は変わりました。「気分が悪かったら駅員に言ってください。ちゃんと元気になるまで一緒にいて適切な対応をします」って、心遣いするポスターが貼られてる雰囲気。
注目している視点から、実際の空気みたいなものが伝わりますよね。
警告系のポスターも面白いんです。昔は無賃乗車の罰金警告ポスターとかもあったようですけど、今だとこんな感じ。車両の外につかまってる人の写真に、「これが彼の人生の最後の乗車になるかも・・・」っていうコピー。「電車は車内に乗りましょう」っていうご丁寧な説明つきですが、もちろん、こんな乗り方する人はまずいません(笑) これはもう警告っていうか、一種のユーモアですね。ニューヨークの地下鉄は通勤時でも日本みたいに混雑することはないので、要するに「安全に気をつけて乗車しましょう」っていうメッセージだと思います。
企業広告とかはどんどん進化して派手になってますが、こういうポスターは相変わらずシンプル。そうすると、必然的にユーモア勝負みたいなことになるんでしょうか?でも、全駅に張り出されるわけですから、企画会議みたいなのも結構ちゃんとやってるはず・・・。それでいて、まじめで堅いものじゃなくて笑えるのものが多くなるのって面白いです。その方がメッセージが伝わりやすいのかな。
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