
ユニークな個性溢れるチビッ子たちの姿がずらり。記事の見出しには、「Because even our kids are book-obsessed」(私達の子ども達ですら本に夢中) のフレーズ。これは毎年恒例となった雑誌New York Magazineの特集、「Reasons to love New York right now」(今ニューヨークを愛する理由)の1コマ。

ニューヨークには多種多様の個性豊かな本屋さんが存在します。どうやら「本を読むこと」は、欠かすことのできないライフスタイルの一部になってるみたい。しかも、それは大人だけではなく子ども達も同じなんですね。

無数にある本の中から、自分の興味にあった本を選び、読む(または誰かに読んでもらう)。その行為を通じて、知識や情報だけでなく、子ども達は自分の興味や関心のあること、さらには自分自身について知っていくのかもしれません。しかも、こっちの本屋さんで売っている子ども向けの本は、絵本ですらそのメインテーマやメッセージの根底には、
「この世界の中であなたは唯一の存在」ということが含まれていることが多かったりします。
個性の尊重、自我の確立、自己実現・・・。言葉だけ聞いてもつかみきれない抽象概念を、こちらの方々は子どもの頃から本を読むというライフスタイルを通じて、『具体的な経験』として理解し、日々の言動の中で育んでいるのかもしれません。
そして、世界中から様々な文化を持つ人たちが集まっているニューヨークの場合、街角を歩いてるだけで一人一人がユニークな存在であることを実感できる環境があります。例えば上の写真。これだけ見ても、チビッ子達の個性豊かな姿に何かを感じずにはいられません。そういったことも含めて、これがReasons to love New York right nowの1つかも?なんて思ったりして。
たまたま読んでた心理学者ユングの著書の中に、「自由なしにはいかなる倫理性も存在しえない。」とありました。古い本なので今読むとトンチンカンな部分も多々あるのですが、最大の徳行も最高の悪行も個人の判断がもとになる・・・ってところや、「共同体が大きければ大きいほど、個人(個性、個人的要素)が卑小なものになればなるほど、ますます個人は道徳的・精神的になきものとされ、それによって、社会の倫理的・精神的な進歩のための唯一の源泉もふさがれてしまう。」っていう部分は、なぜ、人間が自分らしく生きるべきかという問いに対するヒントとなるような気がします。
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