
1945~55年頃に実在したニューヨークや近郊の街並みを精密に再現したミニチュアの世界。総面積は750 sq. ft.(45畳)で、総工費は75万ドル。なんと、これ全部、鉄道模型のためのセットなんです。Tony Awardを受賞したブロードウェイ・ミュージカルの舞台デザインのプロ達が精魂込めてつくったホリデーシーズン限定の異色の展示会で、1996年から毎年恒例なんだとか。今年も11月23日~12月28日まで展示中。

照明効果で、ミニチュア世界も朝から夜に変わる仕組み。夜になると街灯がつく・・・って、こんなマニアックで大掛かりなもの、よく10年以上も続けてますよね。コレ、MTA(ニューヨーク交通局)主催で、会場が博物館だったら特に驚かないのですが、意外なところがやってるんです。どこだと思います?
答えは、金融機関のシティ・グループ。CITIBANKの親会社。展示会場もシティ・グループの総本山、シティグループ・センター(Citigroup Center)の中。場所は、53 StとLexington Ave.の交差点。

ビルに入るには、空港みたいな金属探知機で荷物チェックしてから入るというセキュリティ体制。その先に、この広大な鉄道模型の世界があるっていう不思議な状況になってます。
大手の金融機関がこういったイベントのスポンサーになることは結構あるんですけど、本社ビルの1階にどかーんとこんなミニチュアの世界をつくっちゃうなんて面白い発想だなと思います。親子で楽しめる展示物っていえば、確かにそうですけどここまで普通はやらないですよね。よっぽど鉄道好きな社員がいるとか?密かに社員の私物のなんとかゲージとかいう車両もぐるぐる走ってたりして(笑)。とにかく規模が大きいので、鉄道模型マニアの方はもちろん、そうでない方でも結構楽しめる展示会かなと思います。

〔ご参考情報〕
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the Station at Citigroup Center
期間:11月23日~12月28日まで(クリスマスはお休み)
時間:月~土曜日は10:00 A.M.~6:00 PM 、日曜日は正午~5:00 P.M.
実在する有名なお店とかも再現されたミニチュア世界になってます。the Station at Citigroup Centerという名前なので走ってる電車がメインかと思っていったのですが、背景とか舞台がメインなんですね。子ども連れの方々がたくさん訪れてましたが、チビッコ以上に楽しそうな表情のお父さんたちがたくさんいて微笑ましかったです。
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