
『
誰の人生にも、きっと素晴らしいドラマがある・・・。』そんな思いから、「人々の話を録音して保存する団体」がニューヨークにはあります。名前は、"StoryCorps"。
カルチャーフェスタに出展したテントには、ずら~っと張り出された老若男女の写真。テーブル上には、"
listening is an act of love"(聞くことは愛の行動です)や、"
tell your story. pass it on."(あなたの話を聞かせて、伝えて下さい)などのメッセージが書かれたカラフルなバッジがいっぱい。

張り出された写真はこれまでお話を録音した方々のもの。親子、おじいさんやおばあさんと孫、友人同士、夫婦や恋人同士など実に多彩。その一人一人のユニークなストーリーが、インタビューや会話形式で録音されてます。
まだ比較的新しい団体にも関わらず、録音されたストーリーの数はすでに1万件以上にもなってるんだとか。その内容の一部は"StoryCorps"のホームページでも聴けますよ。
録音は、プロ用のかなりハイクオリティなマイクや

録音機材を備えた専用のブースで行います。このブース、将来的には全米各地の公共スペースに設置予定になっていて、2003年に第一号ブースが登場したのは、ニューヨーク。場所は、グランド・セントラル・ターミナル構内。1階から入ったメインコンコースの北西コーナー。ギャラリーのようなホールの一番奥になります(地図参照)。ちなみに第二号もニューヨークで、PATH TrainのWorld Trade Center駅構内。誰でも気軽に参加できるように、大きな駅に設置する方針みたいです。
それにしても、"
listening is an act of love"っていう発想、素晴らしいですよねー♪例えば、成人を迎える二十歳の子たちが自分が生まれてきたときのエピソードをお父さんやお母さんにするインタビューとかやったら、その音源って宝物になるかも。「あなたは私達にとって初めての赤ちゃんだったから、パパは毎日、毎日、ベビー用品をお土産に買ってきてねぇ・・・」とか、誰の人生でも、確かに素晴らしいドラマってあると思います。
しかも、車椅子でもご利用できるようになってます
〔ご参考URL〕
・
StoryCorps(公式HP)
・
Grand Central Terminalブース予約情報ページ:Webフォーム、メールのほかに電話(800-850-4406)でも予約できます。
1つの録音にかかるコストは実は250ドル以上なんですけど、参加者が支払うのは10ドルで良いそうです(もっと寄付してくれてもOK)。何かの記念日とかのプレゼントにも良いかもしれません。
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