『笑いは世界の共通語』という落語家さんがニューヨークにやってきます。彼の名前は、桂かい枝さん。歌舞伎の中村勘九郎さんもここ数年ニューヨーク公演してますし、日本の伝統芸能も今やグローバル化が当たり前なのかも。
今度いらっしゃる桂かい枝さんは『英語落語』の第一人者。日本の英語教育の世界でも有名な方で、
NHK教育テレビの英語番組にも出てたんだとか。当然、9月の公演も全編英語なのだそうです。
ちょうど関係者の方からメールが届いているのでその一部をご紹介します。
笑いには『ジョーク』系の笑いと、『ストーリー』系の笑いがあると言われています。
『ジョーク』系は共通の知識、認識、文化が無ければ笑えないことが多いのです。アメリカのスタンダップコメディーを見て、例え英語が分かっても僕ら日本人が笑えないのは共通の知識・認識が無いからです。
一方、ストーリー系の笑いは違います。『こんな出来事があって、こんな人が、こんな失敗をした』という、例えば人の失敗談などですね。ストーリーがある笑いには文化とか知識は関係ないんです。人間そのものの持つ可笑しさ、面白味なんです。落語は当然こちらの笑いで、人間の本質を題材に笑いを招く芸です。『落語が表現する笑い=人間が持っているおかしみ』は国境や文化を越えて、共通なんです。
これまでに世界11ヶ国28都市で200回以上の公演をしてきました。このたび、2007年9月7日(金)から9月9日(土)までの3日間、タイムズスクエアのSage Theaterにて「ニューヨーク繁昌亭」を開催しますので、アメリカ人のお友達も誘って是非いらして下さい。(詳細は公式ウェブサイトへ:www.rakugo-world.com)
〔ご参考URL〕
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英語落語 日本の笑いを世界へ(桂かい枝さんの公式HP)
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Sage Theater(711 Seventh Avenue, 2nd floor:between 47th & 48th St.)
何年か前にも書いてますが、いろんなジャンルで世界の各地で活躍する日本人が少しずつでも確実に増えていってますね。まさか、言葉の壁が障害になりそうな「落語」までとは驚きました。あと、今回のイベントには日系企業の方々(伊藤園、Wuhao、きてや、日本名門酒会)がサポーターとなっているそうです。素晴らしいですね。
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