雑誌ニューヨーク・マガジンの最新号が驚愕の新事実をレポートしています。表紙にどーんと、「なぜ、ニューヨーカーは長生きなのか?」。
ニューヨーク市健康局(the New York City Department of Health)が発表した最新データによりますと、現在、ニューヨーカーの平均余命は史上最長(78.6歳)で、ついに全米平均を9ヶ月上回ったというのです。
えー!!!都市生活者が全米平均より長生きするってどういうこと?!と一番驚いたのはその手の分野の専門家の皆さん。普通、田舎でのんびり暮らしてる方が長生きするって考えますからね。ニューヨーカーの平均余命はここしばらく伸びる傾向が続いてたそうですが、まさか全米平均を超えるとは!ニューヨークがこれまでの常識を覆してしまったそうです。
平均余命の変化(1900年、1990年、2004年)
その要因としては、犯罪やエイズでの死亡数が激減したこと、レストランやバーでの喫煙が禁止されたこと、等が挙げられてますが、大きな要因は、どうやらニューヨーカーのライフスタイルにあるのでは?と記事は指摘。
ニューヨークでは歩くことが一般的。街中にスポーツ・ジムがあり、ヨガやピラテスもお手軽。食生活を見れば、健康に良いお寿司やオーガニック食品が大人気。さらに、ニューヨーカーの多くは行動的で好奇心旺盛!アートに音楽になんでもいっぱい刺激的。そんなライフスタイルが平均寿命を近年急速に伸ばしてる・・・と考えると、確かにそうかも!と妙に納得。
記事中にはこんな指摘も。
"Not only are we the safest big city in America, but we are, by this measure at least, the healthiest."(和訳)
ニューヨークは、アメリカで最も安全な大都市であるばかりではなく、少なくても平均余命から言えばアメリカで一番健康的な街なのだ。
今後は、
『ニューヨーク=健康的な街(いろんな意味で)』というイメージやステレオタイプまで広まってくとの予想まで書いてありました。昔のニューヨークのことはよく分かりませんが、今のニューヨークを見てると、本当にそうなる気がします。
〔ご参考情報〕
・
"Why New Yorkers Last Longer":New York Magazineの特集記事(全文読めます)
あと、ニューヨークに移り住む人たちの多くは、ニューヨークのこういったライフスタイルを好きな人たちなので、その結果、平均余命の伸び方が全米平均よりも大きくなるという効果も出てるんだそうです。この記事、かなり色んなことを考えさせられて面白いです。
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