
まるで生きてるみたいなおっきな牛の銅像。ニューヨーク証券取引所近くのブロードウェイ沿いにあるこの牛は、人気の記念写真スポットの1つ。名前は、チャージング・ブル(Charging Bull)、またはウォールストリート・ブル(Wall Street Bull)。作者はニューヨーク在住のイタリア系アメリカ人アーティスト、Arturo Di Modicaさん。

この牛が誕生したのは、1989年12月。歴史的暴落をしたニューヨーク株式市場を元気づけるため、Modicaさんが自費製作し、証券取引所前のWall St.に勝手に置いちゃったんですって!なぜ牛かというと、投資の世界ではBull(雄牛)は上昇相場を意味するんだとか。
でも、こんなおっきな牛が突然現れたらビックリですね。忘れ物なわけないし。お気持ちはありがたいものの勝手にこんなもの公道に置いちゃダメってことで、最終的に公園管理局が移転させることに。
それが、このブロードウェイが分岐する地点の中央部、Bowling Green公園前。ここだとブロードウェイを下ってきた真正面に牛が待ち構えている状態になります(右上の写真)。かなり目立つ場所ですが、たくさんの人たちに囲まれててうっかり見過ごすこともあるほど。「上層相場」のシンボルということで、金融関係のお仕事の方や株で資産運用されている方々には特に人気みたいです。
ニューヨークでは勝手に描いちゃったり、置いてっちゃったりするストリート・アートが多いような気がしてたんですけど、まさかこの大きな牛の銅像まで勝手に置かれたものだったとは知りませんでした。ちなみに今でも自腹でこの牛をつくったModicaさんが所有権を持っているそうです。ニューヨーク市側も落し物として没収とかしなかったなんて結構粋ですね。
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