ニューヨークの夏を彩る数々の夏季限定イベントの中でも、「体感型」の代表格と言えばカヤッキング（kayaking）でしょう。自然の川面をぷかぷかと浮かぶカヤックで漂う爽快感は格別！地元ニューヨーカーに大人気。
レンタル・カヤックに乗れるのは、ハドソン・リバー沿いのいくつかの桟橋。この写真は７２丁目の西端（Riverside Park South、72nd Street and the Hudson River）のもので、今なら
週末の朝10時から夕方5時までオープン中。
しかも、
レンタル料金は、なんと無料！カヤックだけじゃなくて、救命ジャケットや荷物を預ける鍵付ロッカーまで全部無料！ありえないっ。こんなにお得なことってあっていいの？設備投資や人件費や場所代など考えると
逆に心配ですよね。
でも、大丈夫。この夏季限定の無料カヤッキングを運営してるのは、あやしい組織じゃありません。運営しているのは、ダウンタウン・ボートハウス（the Downtown Boathouse）というボランティア団体。運営費は寄付金で賄われていて、ニューヨーク市民がハドソン・リバーに親しみを持つような各種活動を行ってるんだとか。これまでにも地域社会に貢献する活動を行う団体やそのイベントに沢山遭遇してますが、ニューヨークには本当にこういう活動が多いですよね。素晴らしいです。
それで、カヤッキングに行く際の留意点ですが、「水に濡れても大丈夫な水着やTシャツ＆短パンで来るように」とアドバイスがあったんですけど、実際行ってみるとワンピースとか普通の服の人も結構いました。
要するに、濡れても本人がOKならOKってことみたい。そう言えば、乗る前に責任は自分にあるって書いてある書類に一筆サインをするんです。「自由」を得るために自分の行動に「責任」を持つっていうことなんですね。いかにもアメリカらしいシステム。ちょっと冒険心をくすぐられる感じもしますね。これもまた人気の秘密なのかも。
〔ご参考情報〕
・ダウンタウン・ボートハウス公式サイト
http://www.downtownboathouse.org
カヤックは２人乗りと１人乗りのものがありました。２人乗りには、お友達、恋人、親子など様々なペアが乗船してて見ているだけでも楽しめます。スタッフの方が乗ってみない？と気さくに声をかけてくれるのもいい感じ。あと、１回の乗船は２０分まで。順番待ちさえすれば何度乗っても無料です。
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