ガバナー島にある歴史ある建物の１つ、Castle Williams（ウィリアムズ城）。1811年完成。アメリカ独立宣言の起草委員であり１００ドル札の肖像画にもなっているベンジャミン・フランクリン（Benjamin Franklin）の甥、ジョナサン・ウィリアムズ（Jonathan Williams）が建てたお城だそうで、彼の名前がつけられています。
円形をしたお城の外壁には砲台がほぼ360度設置可能。完成当時は芸術性の非常に高い建造物として高く評価されたんだとか。また、アメリカ人が建築デザインした米国史上初めてのお城でもあります。
デザイン性だけではありません。１８１２年の第２次独立（米英）戦争では、英国海軍相手に大活躍！英国軍はニューヨークをあきらめて、南部の都市へ攻撃対象を変えたという逸話も残ってるほど。
そんな歴史を持つキャッスル・ウィリアムズですが、ガバナー島自体が一般公開されたのはついここ数年ということで、『ニューヨークを守ったお城』という名誉もあんまり（ぜんぜん？）知られていないみたい。その後、刑務所として使われた時代もあったからイメージ悪いとか？
でも、今後、再開発されると注目されるかもしれませんね。これだけ大きな古城ってニューヨークにはなかなかないですし。一応、今のところはお城の中庭スペースまで一般開放してまして、古城というより廃墟みたいな雰囲気。観光地っぽくない妙なリアルさを感じられます。
《ガバナー島シリーズ》
（１）
ガバナー島行き無料フェリー：フェリー情報、島の地図も
（２）
水と緑と静けさ：マンハッタンの摩天楼
（３）
ガバナー島でも無料コンサート：R2Rシリーズの無料イベント風景
（４）
ガバナー島にある古城：歴史的建造物その１、キャッスル・ウィリアムズ
（５）
ニューヨークに密かにあるペンタゴン：歴史的建造物その２、フォート・ジェイ
かなりマニアックな情報ですが、歴史的背景からして今後注目されることもあるかも？？？あｔｐ。ブルックリンのウィリアムズバーグ（Williamsburg、地名）もこのお城を作ったジョナサン・ウィリアムズさんにちなんで名付けられてるんだそうです。
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