
先週のニュースなのですが、映画「硫黄島からの手紙」を見たアメリカ人の方が、元日本兵の所持していた日章旗を持ち主(または遺族)へお返ししたいと記者会見されました。
友人のおじいさんが保管してたんだとか。もしかするとおじいさんは、敵国の国旗であってもそこに込められた人々の思いを感じてずっと捨てられずに保管していたのかもしれません。

日章旗には、右端に「武運長久」と大書され、出征時される際に寄せ書きして手渡したものだそうです。持ち主の名前はおそらく「武田恵さん」。寄せ書きには、「日上政幸」「小笠原喜美」「濱田龍雄」「横畠保雄」「公文逸雄」など約40名の方々のお名前があるそうです。
現在、第2次大戦に従軍した人の遺留品を返還する活動を行っているNPO「戦没者を慰霊し平和を守る会」が皆さまからの情報を募集中。
ちょうど夏休みになりますので、お盆などで実家に帰った際におじいさんや親戚の方、近所の方に一言だけでもお伺いになってみてはいかがでしょうか?何か思い当たることがあるという方は、事務局までご連絡下さい。電話番号は、0942-89-5135です。
〔ご参考URL〕
・戦没者を慰霊し平和を守る会(
http://www.senbotsusya.com/)
ちなみに、映画「硫黄島からの手紙」は第二次大戦中にあった硫黄島での戦いを日米双方の視点から描いた2本の映画のうちの1本。もう1本のタイトルは、『父親たちの星条旗』(Flags of Our Fathers)。当時の人々の国家や家族への思いは、60年以上経った今でも、国境を越えて人々の心を動かしています。
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