
ファッション・インスティテュート・オブ・テクノロジー(Fashion Institute of Technology)、略してFIT(エフ・アイ・ティ)。ニューヨークを代表するファッションの大学。ファッションだけでなく、デザインやモデルのコースも豊富にあり、その周辺ではお洒落な格好をした学生を見かけます。週末も、ずらっとならんだマネキン人形をデッサンする学生たちがいっぱい。場所は7 Avenueの28丁目。

そんなFITで1年に2回ほどやってるショッピング・イベントがこの金~土曜日に開催されました。イベントの名前は、スタイルマーケット・アット・FIT(The Style market at FIT)。
このイベントでは、ニューヨークの最新若手デザイナーによるファッションショーとその作品が買えるマーケットがFITの大学構内にオープンします。一般公開されてますので、FITの学生じゃなくても気軽に入場できますよ。マーケットの入場は無料。

大学構内のマーケット会場には、デザイナー本人が、洋服、帽子、かばん、ジュエリーなど様々なジャンルの自作作品を売っています。やはり女性ものが多めですが、マーケット自体は、メンズ、レディース、大人から子供まで幅広い方々向け、という趣旨になっていますので、男性が見てまわってても大丈夫。っていうか、女性が多めなのでむしろ大歓迎されるかも?

デザイナーの方々は基本的にFITの学生。普段はほかの仕事をしてて、FITでは夜間クラスだけ、という方もいらっしゃいますが、同じ大学の仲間でやってるマーケットということもあって、ほかの類似のマーケットよりもちょっとアットホームな雰囲気。
「別に売れなくてもいいの」と言ってお客さんと自作の作品についておしゃべりを楽しんでるスーパー・フレンドリーなデザイナーの方までいるほど(笑)。大学の文化祭みたいなノリなんでしょうか。
普通の文化祭と大きく違うのは、このデザイナーの方々がみんな自分が好きなことを追いかけて、今、ここにいるってことかも。一種のキャリア・ディベロップメントの場にもなってます。
まだまだ名も無き若手デザイナーでも、自分が好きなことを実現してる喜びが会場にあふれていて、こういう場所にくると幸せな気分になれますね。せっかくなので、会場で見つけた手縫いのクマちゃんを1つ記念に買ってみました。デザイナーのジェニファーさんとその場で協議のうえクマちゃんに「スターくん」と命名。彼女の気持ちが込められてるせいでしょうか、ふかふかしててとても柔らかい・・・。そのへんのお店で売ってるものとはやっぱり感触が違うなぁと感心しました。
ぶらりと気軽に立ち寄ったのですが、なんだかとても刺激を受けました。ジェニファーさんの自作ブランド、Drifting Thoughtのサイトはこちら。依頼すれば、布地をカスタマイズしたオリジナルのクマちゃんも1週間ほどで作ってくれるそうです。
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