彼女?の名前はグリーンちゃん。お友達にはレッドくん、イエローくん、ブルーくんがいます。まるで「なんとか戦隊」みたいですが、別に戦ったりしません。いつもお友達と仲良くチョコレートを売ってます。
アメリカで、彼らのことを知らない人はいないでしょう。特に1996年以降、ブランド・キャラクターに関する賞を多数受賞中。あまりに人気なので今ではキャラクター・グッズも販売しちゃうほど・・・。ついにニューヨークにも、彼らのお店、M&M's World Storeが登場しました。場所はタイムズ・スクエアのすぐ近く、48丁目のブロードウェイ沿い。
すぐ隣のブロックには、キスチョコなどで有名なハーシーズの同じようなお店もありますが、こちらの方が大規模。2階まである巨大な店舗の入り口にはかなり大きなスクリーンがあって、彼らが出演する楽しいアニメーションが延々と流れてます。これならすぐに見つかりますね(笑)。
店内に入ると膨大な数のキャラクター・グッズが売ってます。Tシャツ、マグカップ、ぬいぐるみ、ボードゲーム・・・など種類も豊富。紅一点(緑一点?)の看板娘、グリーンちゃんの6.3mもの自由の女神像とか、サタデーナイト・フィーバーのワンシーンを再現したブルーくんなども待ち構えていて、ここではチョコレートがまるで脇役です。
少しチョコレート(M&M's)についても補足説明いたしますと、M&M'sってその起源はかなり古いんですよ。あの「お口でとけて、手でとけない」コーティングの発想はスペイン戦争にまで遡るんだとか。第二次大戦で戦地の保存食として販売されたのが、その後、一般販売されアメリカの家庭に普及していったんだそうです。
また、米国の最初の宇宙飛行士の食料の1つとして宇宙に行ったこともあって、今でもNASAの博物館に展示されてます。商品そのものの特性、品質、歴史などでもインパクトは十分。このような背景もあって、グリーンちゃんたちもこんなに大活躍しちゃうのかもしれません。
【ご参考情報】
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M&M's World Store(公式)
マーケティング大国アメリカでは、様々なマーケティング手法が次々に登場します。でも、いくらマーケティング手法を駆使しても、その製品やサービスそのものが良くないものはやっぱり評価されません。ネット時代は大量の情報が出回ってますから、昔のようにマスメディアを使った広告をいくら出してもモノやサービス自体が本当に魅力ないとすぐに見破られます。M&M'sのこのちょっと(かなり?)微妙なキャラクター達の活躍も、あの小さなチョコレート自体の魅力に支えられてると考えると納得できるなと感じました。
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