
人間の創造力ってすごいですよね。ニューヨークの街角には、アート、音楽、パフォーマンスなどの創造性溢れるものがいっぱい。ユニークな建築、広告、ビジネススタイルも次々に登場して、知的好奇心を刺激してくれます。
新しい発想が出てくるスピードが更に加速してる気がします。9・11以後の復興という背景もあるのかな?なんて思ってたら、実際に米国では新しい発明の数が増えてるそうです。2006年に米特許商標局(USPTO)が企業に対して発行した特許は史上最高を記録しました。
IFI Patent Intelligence社によりますと、その数、173,772件。前年比で20.8%増。1日当り、476件もの特許が発行されているということです。
2006年のトレンドについて書かれた部分をご紹介しましょう。
"Japan-based organizations lead the U.S. patent-assignee list with 9 of the top 20 slots (U.S.-based organizations hold only 7 spots on that same list). Although electronics dominates the top 25 list, other sectors are also showing growth. For example, the total number of pharmaceutical-related patents granted in 2006 increased approximately 22 percent over 2005. Additionally, biotech patents grew roughly 29 percent over the previous year. "
(和訳)
日系企業が上位20社のうち9社を占めてリード(米系企業は7社)。エレクトロニクス分野が上位25位まで独占してますが、その他の分野でも成長が見られます。例えば、製薬関連は2006年に前年比22%増。加えて、バイオテクノロジー関連の特許も29%の増加を記録しました。

この表は、上位35位までの2006年のリストです。前年比増減率、前年順位、前年パテント数のデータも加えてトレンドがつかめるように自分でつくってみました。
1位のIBMは14年連続で首位。トップにいながら前年比で23%もアップしてます。また、大半の企業は二桁増を記録。マイクロソフトなんか96%も増加してますし、前年比40%増という企業も少なくありません。
米国ではパテントの数が急増しているようです。実際に、2005年までは、年間2000件以上を取得したのはIBMだけだったのが、2006年は5位以上の企業が全て年間2000件を突破という状況です。
【ご参考情報】
・
2006年の米特許件数、過去最高を記録(ITMedia News)
ネットの世界では次々に新しいアイデアやテクノロジーが登場するのが当たり前になってますが、エレクトロニクスやバイオの分野でも、新しい発想が生まれるスピードが加速してるみたいです。あくまでデータ上の話なのかもしれませんが、時系列の表にして比較してみると世の中のトレンドもみえてくるかも。面白いです。
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