
この前の土曜日に、マディソン・スクエア・ガーデンで開催されているサーカスを見に行ってまいりました。サーカスって、テレビとかでは見たことはあるのですが、生で見るのはこれが生まれて初めてでした。なので、内心、とてもワクワクです。3月23日~4月17日まで開催されていたこのサーカスは、"Greatest Show on Earth"(地上で最高のショー)とサブタイトルまでついちゃっている本物の大サーカス。大きな象さんも何頭も出てくるし、ピエロの数もやたらに多いのです(笑)。
左の写真は、開演前のもの。マディソン・スクエア・ガーデン内にある特設会場も、開演前にはピエロが出てきてお客さん達を楽しませてくれるんですね。みんな、フロアに集まってワイワイと楽しんでいました。
そして、いざ、開演!ここで、さすがアメリカだなぁと思ったのは、サーカスの開演時にも国歌斉唱があったことです。スポーツの試合の前の国歌斉唱で、観客全員が起立するというのはもうすっかりお馴染みの光景ですが、サーカスの開演時にも国歌斉唱するんですね。女性のシンガーが登場して、国歌を歌います。催し物がサーカスなだけあって、観客の大半は小さな子どもを連れたファミリーだったりするのですが、大人も子どもも殆ど全ての人たちがちゃんと起立。お父さんに抱っこされている子もあちこちにいて少しほのぼのとはしてますが、国歌斉唱時特有の厳粛な雰囲気が漂います。

国歌斉唱の後に続くのは歌と踊りのパレード。初めて見たサーカスだったので比較のしようがありませんけど、今回見たサーカスは音楽とダンスを所々交えていて、まるでディズニーランドのパレードのような感じでした。オープニングのパレードが終わると、客席から一見、普通の一家(お父さん、お母さん、お姉ちゃん、弟の4名)が連れて来られて、「夢が叶うとしたらサーカスで何をやってみたい?」という質問を受けるところからこのサーカスは始まっています。ちょっとしたミュージカルみたいに、ストーリーがあるんですよ。
最初の質問に答えた通り、後々、この一家は本当にその演技をやってしまうんです。お母さんが空中ブランコとか(笑)。弟くんだけは「僕にできることなんて、ないよー」みたいなこと言ってナビゲーター役になるのですが、次々に目の前で繰り広げられている演技を見て最終的には「僕もやってみる!」ってな感じで超アクロバティックな演技を見せます。こういった演出の上手さもあって、見ている方は「あぁ、あの子がこんな大技できるようになったよー」とか、「お母さん、いくら練習したからってそりゃ上手くなりすぎでしょー」なんてふうに、普通に演技だけ見るより感情移入して楽しめるようになっています。

サーカスはだいたい前後半1時間ずつ(間に休憩30分ほど)。その間に次から次へと様々なパフォーマンスが繰り広げます。その中で、今回私が特にこれはスゴイ!と驚いたのは、猫ちゃんサーカス?!
私は猫好きなこともあってなのか、見知らぬ猫に遭遇しても猫の方から挨拶に来てくれたりするのですが、この猫ちゃんサーカスには脱帽しました。ワンちゃんが投げたフリスビーをジャンプしてくわえて取って来るとかならまだよく訓練したなぁとか思うくらいですが、猫ちゃんが手押し車を押して荷物を運んだり、長い長い棒を自分でよじ登っていって、その頂上からジャンプしてお姉さんの手元へ飛び降りたりするのを見たら、皆さんも「これってもしかしてリアルなネコ型のロボットかな」と真剣に考えちゃうかもしれませんよ。
ちなみにこの小動物使いのお姉さんは、ハト、猫、犬を担当しているようで、後半戦ではワンちゃんの背中に猫ちゃんが乗っかった状態でお散歩しちゃうとか!?もう一ひねりしたら、ブレーメンの音楽隊になってしまうようなパフォーマンスを披露してくれるんですよ。しかし、猫の場合、訓練なんてどうやってするんでしょうね?猫ちゃんを飼ったことがある方なら分かると思うのですが、飼い猫でも猫ちゃんの行動は本人の気分次第ですから、ここまでくるとこの小動物使いのお姉さんに何か特殊なパワーがあるのかもしれません。
コラムの連載が続いてますNYの日刊フリーペーパーDaily Sunの編集部の方からこのサーカスのチケットは頂きました。編集部の皆様ありがとうございます。初めてのサーカス、周りのチビッコたちと一緒に盛り上がってしまいました。
※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。
「人気blogランキング」