ココナッツ・ジュエリー(Coconut Jewellery)なんてものがあるんですね。お洒落なカフェのケーキみたいな名前ですが、そうではありません。これはジュエリーの一種です。今回は路上のアーティストでにぎわう週末のSOHOで、ハンドメイドのココナッツ・ジュエリーなるものを販売しているアーティストの方に遭遇しました。彼女の名前は、Debora Recheさん。先日、ご紹介した路上の写真屋さんこと写真家Lotte Hansenさんのすぐ横、Spring Street沿いの歩道で小さなテーブルのお店を出しています。
自然の素材の優しさが感じられる木製の指輪やネックレス。思わず立ち止まって手にとっていると、楽しそうな笑顔で話しかけてくれたデボラさん。目を見た瞬間に、この人は良い人に違いないって思わせるオーラのある方でした。こんな彼女が自然の素材をもとに作ってるジュエリーからは、やっぱり人を引き付ける不思議な魅力を感じます。リピーターになる女性も多いようで、通り過ぎる人の中には挨拶して去っていく人もちらほら。SOHOの路上で顔なじみを作るっていうのは相当すごいと思います。
そんなに頻繁に来ているのかなと思って、"How often do you come here?"(どのくらいの頻度でここに来てるの?)と聞いてみたら、彼女の答えはさらりと"Three months in a year."(1年のうち3ヶ月よ)。
週に何日とかそういう答えが返ってくるものと思っていましたので、思わず「なんのこっちゃ?」と聞き返してしまいました。実は彼女、現在、南米のチリにお住まいなのです。ご家族はニューヨーク近郊に住んでいるんですが、アーティストの方特有のこだわりか何かなんでしょうか、主にチリで活動しながら1年のうち3ヶ月間だけここSOHOの街角で作品を売るというライフサイクルをかれこれ数年続けているとのこと。ちなみにご出身は南アフリカ。いかにもニューヨークという感じですね。ひじょーに元気で明るくてパワフルな方でした。
これまた気さくな方で、色々とお話を聞かせてくれました。今年は9月いっぱいまでとのことですので、もうあと少しでしばらく会えなくなっちゃいますが、この時期ニューヨークにいらっしゃる方は行ってみると良いと思います。それにしても、ココナッツ・ジュエリー。あんな丸くて固いものからどうやって作るのか想像もつきません。ネックレスの小さいパーツの1つ1つもココナッツから作るんだそうです。
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