
マーケティング業界専門情報メディアのMarketing Diveで、興味深い記事を発見:
アメリカでは、コロナ禍による急激なデジタル・トランスフォーメーション(DX)の普及と進化で、多くの企業にわずか『3ヶ月の間に10年分の成長・変化』を生みだし、新たな産業革命が起こっているっぽいと思ったら、間髪入れず、ChatGPTほか様々な人工知能ツールの登場で、さらなる成長・変化が巻き起こっている真っ最中。
そんな急成長・激変の中、新しいマーケティング手法として「文化」と「データ」を重視して成功している事例がある、というニュース。
これだけ様々な物事や状況の成長や変化の早い時代では、もはや「トレンド」や「ファッド」など一時的な流行でどうこうしようっていう考え方は通用しなくなった(=人々の共感を得られにくくなった)、ということ。
どんなに成長や変化が起こっても、さらには、異なる世代とか、異なるデモグラフィックの人々が対象になったとしても、人々に受け継がれる「文化」を反映したマーケティング手法こそ、これからの時代のマーケティング・・・というワケ。
なかなかのご指摘。
まぁ、確かに、例えば、自然環境保護に関心ある人々にとって、その関心やその関心に基づく行動は、一時的な流行などではなく、「文化」のようにずっと連れ添っていくもの、まぁ、状況によっては、雪だるま式に大きくなっていくものですからね。
人種差別や性差別をなくそう、という人々もそう。「流行」じゃなくて「文化」。
非常に鋭い、今の時代をとらえている考え方な気がします。でも、ここで語り始めると長くなり過ぎるので、これ、詳しくは、後ほど、改めて。
さて、もう1つの「データ」については、まぁ、ご説明するまでもないでしょう。特にDX以降、「データ」が重要になってくるというのは、このブログでもすでにさんざん書いているとおりです。
一応、「データ」関連で重要そうなポイントを挙げておきますと、これまでのところ、世の中では「守り」のデータ活用(店舗の商品・サービスの売れ行きや倉庫・工場の在庫などすでにあなたの手の中にあり、分かり切っていることに関するデータの活用や分析)ばかり語られがちですが、その何倍も重要なのが「攻め」のデータ活用(まだ未知のチャンスがいくらでも潜んでいるネットやSNSの検索結果やトレンドに関するデータの活用や分析)になってくるよ、ということ。
えーと、それでこの「文化」と「データ」を融合した新しいマーケティング手法、それで成功している事例があるっていう、その話題だけでも興味深いのですが、この記事で気になったのは、実は、別の部分。
要するに、以下の写真です。
その「文化」と「データ」を融合した新しいマーケティング手法で
成功中の会社の社長兼チーフ・クリエイティブ・オフィサー、ライアン・フォード(Ryan Ford)さん
写真、怖すぎ:)
一見、マーケティング会社のお偉いさんとは思えない、とても迫力ある写真ですが、こういう写真を使うだけありまして、こちらの業界では有能で有名な人物です
この記事には、こんな写真も載ってます
ご丁寧に、この写真の下段右から二人目とライアンさんの写真の位置まで書いてありますが、そこにこだわるくらいなら「笑顔の写真にした方がよくないですか?」などとツッコみ入れる人はいなかったのでしょうか
記事中、こんな感じ
で、このライアン・フォードさん、はじめましてじゃないんです。
今年1月、世界最大のデジタル技術見本市「CES」で催された『これからの時代は、ストーリーテリングが重要になる』(正確に言うと、「ワーナー・ミュージック・グループのストーリーテラー:ストーリーテリングと未来」というタイトルでした)というパネル・ディスカッションに登壇し、強烈なインパクトを残されていた、あの人物。
そもそもテクノロジーの見本市の「CES」に、ぜんぜん理系じゃない、マーケティング会社の社長兼クリエイターが招かれてテクノロジーの未来について話すっていう、他ではあまり聞いたことないかなり異質な状況になってましたが、やっぱり、ライアンさん、それくらい能力が高いと言いますか、かーなり優秀みたいです。
さて、今回はもうかなり長くなりましたので、肝心のこの記事については、次回、詳しく見て参りましょー。
もともと、めちゃめちゃ勉強になる内容ですが、その後の人工知能ツール関連の普及や進化に関する話題を踏まえますと、ますます『これからの時代は、ストーリーテリングが重要になる』気がしますね。
【文化とデータを融合したマーケティングについて】
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