前回の続きで、ChatGPT他、便利なAIツール特集。
無料でお手軽に使えるBingの画像生成AI「Image Creator」(中身はOpen AIのDALL-Eです)を用いて、
”人工知能が出してくる情報は、ディープ・ラーニングの特性上、必ず、100%、過去のデータ、実績に基づく何かしらの傾向(=差別、偏見、バイアス)が、案外強めに反映されている・・・”
ということや、
”一般的でありがちな、メジャーでベタなイメージを確認したいときに、この手の画像生成AIを使ってみると、手軽によく分かる… これは、人類にとって、これまでなかった全く新しい情報分析方法かも?”
についてじっくり見て参りましたが、このブログは、一応、ニューヨークの情報がメインですので、この画像生成AIを使って『ニューヨークの見所情報』について、ちょっと検証、研究してみましょー。
冒頭の画像は、Bingの画像生成AI「Image Creator」に:
”Must see places in New York”
(ニューヨークの必見の見所)
と指示して描いてもらった画像です。
これまで見てきたとおり、やっぱり、現実にあっているのか、正しいのか、間違っているのかはまったく関係なく(実は、むしろ、間違っている可能性の方が高めなので要注意)、とてもありがちな、ベタで、典型的で、一般的なニューヨークのイメージを画像化してくれています。
せっかくなので、1つ1つ見てみましょう:
中央に、エンパイア・ステイト・ビルを配置したニューヨークの摩天楼、スカイラインっぽい画像ですが、実際には、周辺にもっと高層ビルがあり、知っている人なら、一目で間違っているのが分かります
あと、この景色をどこから見ているのか?つまり、ブルックリン側のどこからなのか?、あるいは、ニュージャージー側のどこからなのか?とかについても、いろいろ考えられ、実際にその場所に行ってみようかなとか考えたりして刺激になります
ここで興味深いのが、例えば「ニューヨークの必見の見所」と言われたとき、もっとも、ありがちでベタで一般的なのは、こういう景色が見れる場所っていう、知ってる人なら、それがどこなのかという知識の確認&アップデートになるということ
これは、「ニューヨークの必見の見所」について人工知能が描いた画像だけに限りません
一定の専門性がある人なら、それが画像でも、文章でも、何であれ、人工知能が作り出したアウトプットについて、その内容が正しいのか、間違っているのかとか、質的にどうなのかとか、あるいは、アウトプット自体の質は低くても自分の持っている他の知識(専門性)とつきあわせたり、かけあわせたり、工夫や連想をしてみて何かしらの新しいアイデアやビジョンを生み出せるかも?
とにかく、普通に自然に楽しみながら、いろいろとその専門性をさらに高めることができちゃうよ…ということです
専門性があれば、AIツールは、そういう風に使えますよ、ということです34丁目沿いにそっくりラジオ・シティ(手前)からロックフェラー・センターっぽいダウンタウンにある街角のデリっぽいさらに、続けて”New York, things to do, must see place, best food”(ニューヨーク、やること、必見の場所、最高の食べ物)と、注文を増やしてみたら、こんな感じの画像が出てきました全体的に「最高の食べ物」の影響が強めな印象あと、これ、アッパー・イースト・サイドっぽいミッドタウンの西側あたりっぽい
あと、ニューヨークの見所って聞くと、やたらに夜景が出てくる気がしますブロードウェイの西側にあるレストラン街っぽい看板やイエロー・キャブの配置が見事ですこんな風景、マンハッタンのあちこちで見かけそうです
〔ご参考〕
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