前回の続きで、雑誌『インテリア・デザイン』特集。
最新のニューヨークの名所を、雑誌『インテリア・デザイン』によるニューヨークのために作られたデザインの賞、”The NYCxDESIGN Awards”から考えてみよう…という企画。
以下、ご参考まで。
『2022年版(建築)デザインの上位100の巨人たち』(Top 100 Giants 2022、https://interiordesign.net/research/top-100-giants-2022/)による
建築デザイン会社のランキング、1位は、Genslerプロジェクト・タイプ別のプロジェクト数比較1位オフィス、2位小売り、3位ヘルスケア・補助付きリビング…とのこと。
前回、指摘したとおり、小売りは常に上位に入りそうなのに、”The NYCxDESIGN Awards”の最初の年、
2016年の賞に小売りが入ってなかったのは、ますます謎
あと、建築デザインで、ここに出てる以外のもの(Other)って何なのでしょう?手数料の高さでは、企業のオフィスが断トツでトップ次に、ヘルスケア、政府関連、ホスピタリティ…で、教育関連よりも小売りは低い⁉
もしかすると、この手数料の低さが”The NYCxDESIGN Awards”の最初の年、
2016年の賞に小売りが入ってなかった理由なのかも?
…ということは、逆に、断トツでトップのオフィスはもちろん、ヘルスケア、政府関連、ホスピタリティ…は、
”The NYCxDESIGN Awards”で重視されがちかも?
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ニューヨークにある資生堂アメリカ本社は、このHOKによる設計だそうです
”HOK Designs HQ that Celebrates the Senses for Shiseido Americas”
[June 17, 2020]
以下、その中から一部の写真をご参考までオフィス内にあるラウンジでは、天井から280個の光沢塗装を施したメタルペンダントをつるして資生堂の「S」を表現
ラウンジの椅子やソファーには、アンデルセン&ヴォルのオットマンやスペース・コペンハーゲンのラウンジチェアを配置
別フロアのメイン・レセプション(受付)では、Mash Studiosによるコーリアンと真鍮のカスタムデスクがお客様をお迎え
HOKのエクスペリエンス・デザイン・グループは、資生堂の理念のひとつである「おもてなし」をテーマに、カンパニーカラーで描かれたエグゼクティブフロアの壁面など、すべてのグラフィックを制作
ご覧のとおり、資生堂アメリカの本社オフィスの壁には、日本語でどーんと大きく、「おもてなし」って書いてあるんですねー資生堂の19世紀創業当時のリトグラフ広告が、アート作品のように展示されてたりしますエグゼクティブ向けのオフィスはこんな感じ会議室はこんな感じジャンル別の建築デザイン会社売上ランキング、オフィスの1位は、総合1位のGenslerホスピタリティ、小売り分野の建築デザイン会社の売上ランキング
分野によって強い建築デザイン会社が分かりますね政府関連、ヘルスケア(医療機関)分野の建築デザイン会社の売上ランキング教育関連、住宅分野の建築デザイン会社の売上ランキング
総合ランキング1位のGenslerは、あらゆる分野で上位にランクインしてますが、住宅向けはやってないんですね文化施設、交通機関関連分野の建築デザイン会社の売上ランキング
【Genslerの”Detsign Forecast 2023: Transformation”(デザイン予測2023年:変化)特集】
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