米国最大規模の小売業界の展示会、『NRF Retail Big Show 2023』特集。
前回の続きで、「攻め」のデータ活用について、もう1つ、とてもご参考になる講演:
ファッション業界よりも、顧客ニーズや消費者のデマンドの変化のスピードが早い米国のビューティ(美容)・コスメ業界では、検索サイトの検索データや各種SNSのトレンド・データを活用し、AI(人工知能)による分析などを取り入れ、消費者の購買行動に影響を与えることは、すでに当然の手法として受け入れられているそうです。
大手コスメ・ブランドのエスティ・ローダー・カンパニーズ(Estée Lauder)でデジタル・テクノロジー&イノベーション担当副社長を務めるオフィーリア・セラディーニ氏が、はっきりと検索サイトの検索データや各種SNSのトレンド・データの重要性について指摘しております。
なお、この内容は、NRF公式サイトでは記事化されていませんが、マーケティング専門メディアのMarketing Diveでは、1月19日付の記事に:
「ブランド自体がトレンドに敏感であるべきとは言わない。ブランドは、できる限り予測し、必要なときに広告の方向転換を図ることが重要なのです。 」との発言から、検索サイトの検索データや各種SNSのトレンド・データを活用し、AI(人工知能)による分析などを得意とする外部のデータ調査分析の専門業者へ委託していることが伺えます。今後、そうした専門業者への注目が高まることが予想されます。
〔ご参考〕
【NRF Retail Big Show 2023特集】
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