前回の続きで、ルイ・ヴィトンによるニューヨークでの特別アート展
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これは、芸術、文化、科学、スポーツ、国際的な活動など、さまざまな分野の才能と友人を招いて、ルイ・ヴィトン創業者のルイさんが1850年代に考案したオリジナルのトランクとほぼ同じサイズの真っ白なキャンバスを、自由に、アート作品を作るように、カスタマイズしてもらう、という企画。
前回は、建築界の巨匠、フランク・ゲーリー(Frank Gehry)さんや、韓国発アイドル・グループのBTSや、フランス発ディスコ・バンドのリンペラトリーチェ(L'IMPERATRICE)による作品をご紹介しました。
その他、特にユニークで、ルイ・ヴィトンっぽいというか、フランスっぽい映像系アート作品を2つご案内しましょー。
1つ目は、プロのバレエダンサーであり、量子物理学者のメリット・ムーア(Merritt Moore)博士による作品。
メリット・ムーア博士は、ボストン・バレエ団、チューリッヒ・バレエ団、イングリッシュ・ナショナル・バレエ、ノルウェー・ナショナル・バレエなど、世界のトップカンパニーでプロとして踊っているプロのバレエダンサー。そのうえ、ハーバード大学物理学科を優秀な成績で卒業し、オックスフォード大学で原子物理学とレーザー物理学の博士号を取得した量子物理学者でもあります。すごーい。
バレエ団ですから、もちろん、自分たちのダンスのパフォーマンスを撮影した映像系アート作品になっております。
なお、このビアリッツ・バレエ団は、クラシックのテクニックを身につけた22名の常任ダンサーで構成され、ティエリ・マランダンの振付でコンテンポラリーを表現しているのが特徴。現在、ヨーロッパで最も観客動員数の多いカンパニーのひとつであり、1シーズン10万人、年間約100公演(うち1/3は海外公演)を行っているそうです。
その他、以下、ほんの一部ですけれど、会場で気になった作品をご参考まで。