ニューヨーク市では、女性の方が自転車を利用するようになった!?

前回、ちょっとだけ触れましたニューヨーク交通局（New York City Department of Transportation、略してDOT）の調査レポート、”CYCLING IN THE CITY - Cycling Trends in NYC September 2021”。

この調査レポートには、話のタネになりそうな興味深いデータがいくつも載ってますので、その一部だけでも取り上げておこうと思います。

で、まず、ニューヨーク市だけ突出して、右肩上がりに伸びまくっている冒頭のグラフ。

ニューヨーク市では、自転車を通勤に利用する人の増加ペースが、他のアメリカの主要都市の5倍も速いんですって。へぇー。

もともとニューヨーク市は、車社会のアメリカの中でも『歩いて楽しめる街』とか、『アメリカっぽくないアメリカ』として知られていますので、そういう都市インフラの違いなどの影響もあるのでしょうね。興味深いです。

2008年～2019年までの自転車通勤者（Bike Commuters）、自転車通勤走行回数（Bike Commute Trips）、1日の自転車走行回数（Total Daily Cycling Trips）や1年間の自転車走行回数（Total Annual Cycling Trips、単位は百万）のデータの増加トレンドが一目でわかりますニューヨーク市を構成するスタッテン島、クイーンズ、マンハッタン、ブルックリン、ブロンクスの５つのエリアの自転車利用者の比較によると、ブルックリンが一番多いそうです男女比では、女性の方が自転車を利用するようになった人が多いんですって‼
10年間平均で、女性の自転車通勤者は10％増
2016年から2019年までの間の平均だと、男性が4.3％増に対し、女性は6.1％増
でも、2020年のCiti Bikeのサブスクライバーによる利用回数では、女性は全体の28％しかない？女性は、シェア・バイクよりも自分の自転車に乗りがち…ってこと？まぁ、確かに、衛生面とか男性よりも女性の方が気にしますし不要不急の品を売るお店が営業を自粛し、多くの人々が外出を自粛していたコロナ禍でも、Citi Bike利用者は殆ど減らなかったそうです（ただ、増えてもいません）
地下鉄やバスよりも感染リスクが低いので、これは納得の結果でしょう

〔ご参考〕

・https://citibikenyc.com/：公式

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