
コロナ禍の前後で、大きく変わったことはいろいろあると思いますが、その中でも、個人的に、特に気になっているのが、
ベンチャー企業や新興企業への投資や資金提供の増加ぶり。
その理由、背景について:
コロナ禍により、わずか3ヶ月で10年分の進化をもたらすほど、デジタル・トランスフォオーメーションが加速し、それらに関連するテクノロジーを提供する新興企業への投資額が爆発的に急増
…と赤字で指摘いたしました。
要するに、
(1)世界的なコロナ禍(多くの感染者や死者をもたらす)
↓
(2)感染予防のため(一人でも多くの命を守るため)、新しいリモート関連技術、デリバリー関連技術、店舗、オフィス、倉庫、工場、流通等などでのデジタル・トランスフォーメーション(含、ロボテック、AI関連技術)等などが、急速に研究開発され、通常はありえないスピードで普及。新しい生活が普及し、定着。この現象がもたらす変化の大きさは、18世紀に起こった産業革命に匹敵するとの指摘も。
↓
(3)それらに関連するテクノロジーを提供する新興企業への投資額が爆発的に急増
…という感じ。
ここで気になるのが、冒頭のグラフ(2021年第三四半期までのデータ)のその後の推移。そこで調べてみると、2020年第1四半期から今年2022年第1四半期までの北米のベンチャー企業への投資額がわかるグラフが掲載された以下の記事を発見:
2021年第4四半期の伸びが凄すぎて、さすがに、今年2022年第1四半期はそれと比較して11%の減少…とのことですが、それでも2021年の第1四半期と比べると3%増、さらにもう1年前の2020年と比べれば、だいたい2倍くらいに増えている状況で、まだまだベンチャー企業への投資額は高水準で推移しているみたいです。
また、この北米のベンチャー企業への投資額グラフ(North American Venture Dollar Volume)に関連して、さらに詳しく投資件数や金額などの数値を追える以下のようなグラフもご確認頂けます:
Late-Stage & Technology Growth
Eary-Stage
Seed and Angel
さらに、主なIPO(株式公開したベンチャー企業)やM&A(買収・合併事例)のリストも、こんな感じ:
2022年第1四半期の北米の主なIPO事例
2022年第1四半期の北米の主なM&A事例
ついでにもう1つ、つい最近報じられた別の記事も、どうぞ:この記事にも、新しいテクノロジーやサービスをもたらすベンチャー企業への投資が、コロナ禍によって爆発的に増大したことを示す、以下のような分かりやすいデータ、グラフが掲載されてます:
やはり、2021年の伸びがすごい
【関連過去ログ】
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