3年ぶりに復活しましたニューヨークの
イースター・パレード(Easter Parade)関連の話題を1つ。
イースター・パレード会場となるミッドタウンの五番街の一角には、ニューヨークの観光名所の1つ、ロックフェラー・センター(Rockefeller Center)がございまして、5月6日まで、冒頭の写真のような超巨大な青いスコップのかたちをしたパブリック・アート作品を展示中。
作品名は、”Plantoir(プラントワール、もとはフランス語), Blue(ブルー)”。
作者は、Claes OldenburgさんとCoosje van Bruggenさんとのこと。
日頃から、街角のあちこちで多種多様、本当に様々なアート作品に遭遇するニューヨークでは、当然のことながら、春の訪れ、春の喜び、春のワクワク感…等などを表現するアート作品にも、とても頻繁に遭遇いたします。そして、「春」ということで、やっぱり「お花」をメイン・テーマとか、モチーフにする作品が多い印象。
…というか、まぁ、別に「春」に限らず、いつの季節でも、より見栄えの良い、それこそ華々しいアート作品とか展示物をつくろうと思ったら「お花」を使うのはよくあるケースでしょう。
日本でも、全国各地に伝統的な菊人形の展示会やお祭りがあったりしますし。
そんな中、あえて「お花」ではなく、お花を植えるための道具、「スコップ」をメイン・テーマ、モチーフにして巨大化してみたのが、この作品。
本来、脇役であるはずの「スコップ」が主役としてクローズアップされているわけですが、この作品をじっーと見つめていると、これまでとは違う視点で世の中を見つめてみたらどうなるのかな…みたいな感覚が、ちょっと不思議と言いますか、妙に心地よかったりもします。
あと、「なぜ青色なの?」とか、「この色だと、本来、主役になる春のお花の淡い色合いがいっそう映えるから?」とか、「なぜ地面に突き刺さってるの? 何かの途中なの?」等など、ぼんやりと思索を巡らせてみたりもしまして、そこから何かの物語が広がっていくような感覚も味わえます。
大人でもこんな感覚するのですから、想像力豊かな子どもたちなら、たぶん、きっと、もっと独創的なアイデアを思い描けるかも?
以下、ご参考まで。
〔ご参考〕
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