CES関連の話題まだまだありますが、2月に入りましたし、いったんここまでとし、その間に見かけた気になったニュースを1つ。
なぜ(米国では)飛行機内で激怒する人々が増えているのか
なんと、2021年に飛行機の機内で起こったお客さんが激怒して暴れる事件の数は、過去30年間分を足し合わせた数より多かった⁉というのですよー。
その数なんと、
5779件。
In 2021, there were more than 5,700 reportsof disruptive passenger behavior(2021年は、乗客による器物破損行為などについて5,700件超の報告があった) ちなみに、過去これまで飛行機の機内でお客さんが激怒して暴れる事件は、年間100~150件ほどしか起こっていなかったそうですので、
突然、例年の50倍超に増大したということになります。
ちなみに、例年は100~150件ほどしかないので、突然、例年の50倍超に増大したということその他、明らかに酔っ払った乗客からの言葉の攻撃(Verbal Attacks)や、座席を蹴ったり(Kicking seats)、ゴミを投げたり(Throwing Trash)、トイレを汚す(Defiling Restrooms)なども増加傾向
でも、あまりに数が多く報告されないケースも多いため、現場の実態はもっとひどい状況なぜ? いったい、どうしてこんな状況になってしまったのでしょう?
コロナ禍の影響で、マスクの着用を義務付けらたり、フライトが遅れたりキャンセルされるなど、ストレスが増大してるから…とか、いろいろ仮説は出ていますが、例年の50倍にも飛行機内で激怒して暴れるお客さんが出るようになった、はっきりとした理由は分かっていません。
ただ、興味深い指摘として:
機内での振る舞い方やルールをよく理解し、他の乗客の模範となる普通のビジネス出張者が、コロナ禍の感染予防のため激減し、その一方で、自分のことしか考えていない初めて飛行機に乗る人(の機内での比率)が増えたため、結果的に、急激に機内の治安が悪化した
…という仮説も。うーむ。確かに、そういう現象もあるのかも?
この件に限らず、いかに人間が周囲の人々の言動から影響を受けているのかを垣間見れる、社会学的な実証実験につながるような気もしますが、いかがでしょう。
あと、ちなみに、昨年、多くの航空会社が飛行機内でのアルコールの提供を中止するようになった主な理由も、この飛行機内で激怒して暴れる乗客が急増したため、だったりするそうです。
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