昨年末、マライア・キャリー(Mariah Carey)さんの『All I Want For Christmas』(邦題:恋人たちのクリスマス)を1つの例として:
70年代~90年代前半くらいに流行った楽曲、日本で言うところのいわゆる「昭和歌謡」が、それらを知っていて懐かしむ世代だけでなく、まったく知らない若い世代にも、YouTubeなどでいつでも視聴できる環境が整ったことにより、改めて人気が再燃したり、新たに人気が出てくるようになってきちゃった?
…などとお伝えしましたが、この現象、「音楽」だけに限りません。
様々なソーシャル・メディアの普及・進化によって、70年代、80年代、90年代、2000年代など、ひと昔(あるいは、ふた昔?)のものが、今、改めて注目を集めたり、人気になる現象は、「ファッション」の世界でも起こっており、冒頭のスクリーンショットのようなニュースも:
一昔前のファッションに対する若者世代の「ノスタルジア」(懐かしさ)…。うーむ。この記事、非常に興味深いのは、昨年、2021年にデビューしアメリカでは大人気になってます、新しいスター歌姫、オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)さんのような方々の名前を、記事冒頭のつかみの部分(以下の部分)で挙げ、Y2Kファッションが若年層(Z世代、そう言えば、『Z世代』は、日本で2021年の流行語に選ばれてましたね)にとても人気がある、と示しているところ:
Recently, the hottest piece of jewelry among Gen Z’s favorite celebrities has nothing to do with precious stones or storied retailers. Instead, stars like the singers, Dua Lipa, Olivia Rodrigo and the actor Pete Davidson are donning beaded necklaces, reminiscent of homemade friendship jewelry from the early 2000s, from the brand Ian Charms.
最近、Z世代のお気に入りの有名人の中で最も人気のあるジュエリーは、宝石(の種類や質)や有名なブランドのお店かどうか、とは何の関係もありません。 その代わりに、(Z世代を代表するファッション・リーダーでもある)歌手のデュアリパ、オリビア・ロドリゴ、俳優のピート・デイヴィッドソンなどのスターは、2000年代初頭に流行ったブランドのIan Charmsの「自家製のフレンドシップ・ジュエリー」を思い出させるビーズのネックレスを着用しています。
また、この記事では、オリヴィア・ロドリゴさんが、その昔懐かしいビーズで作った「自家製のフレンドシップ・ジュエリー」を自分の初アルバム『Sour』のグッズとして販売していることや、昨年夏、ワクチン接種の呼びかけ活動を評価されホワイト・ハウスに招待された際、可愛らしい2000年代ファッションで出向いたことなども写真入りで取り上げられてます。
2021年にデビューし大ブレイクした18歳の新星歌姫、オリヴィア・ロドリゴさんも
ビーズのジュエリー等など2000年代ファッションがお好きホワイト・ハウスに招かれたときに見せた2000年代ファッション
この他にも
「オリヴィア・ロドリゴさんにも、Y2Kファッションが人気」という感じの記事は、他にもいろいろ出てまして、例えば:
あと、オリヴィア・ロドリゴさんについては、昨年11月、アメリカの主要音楽賞『2021アメリカン・ミュージック・アワード』(2021 American Music Award、略してAMA)で、最優秀新人賞を受賞した際に詳しくご紹介してますので、そちらを御覧くださいませ:
えーと、それで、じゃぁ、なぜ、2000年代(またはそれ以前の年代の)ファッションが、今、Z世代などの若年層に人気があるのか? 冒頭指摘したように、本当に:
YouTubeなどでいつでも視聴できる環境が整ったことにより、改めて人気が再燃したり、新たに人気が出てくるようになってきちゃった?
…ということなのか? については、ちょっと長くなりそうですので、改めて次回へ。
【米国の「2000年代ファッション人気」トレンド特集】
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