…とのこと。
この記事では、日本式のお弁当箱について:
Bento boxes can be traced back to the Kamakura period in 12th century Japan, and this year — with restaurants relying on takeout and delivery — they've become a relevant and culturally authentic way for kaiseki chefs across the country to stay in business. And some chefs say, at a time of uncertainty, the boxes have also come to symbolize nurturing and comfort.
お弁当箱は、12世紀の日本の鎌倉時代にまでさかのぼることができます。今年は、(コロナ禍により店内での飲食ができなくなった)レストランがテイクアウトと配達に依存するようになったこともあり、全米の懐石料理人がビジネスを続けるため、お弁当箱は、日本食ならでは、本物の日本文化ならではの方法になりました。そして、一部の料理人は、この不確実な時代において、お弁当箱は、豊かな栄養や快適さを象徴するようになったとも言っています。
(中略)
Kaiseki is considered the most noble and difficult cuisine to learn in Japanese culinary culture, as it includes mastering not only sushi but a variety of techniques including grilling, steaming, deep-frying, simmering and broiling. The intricate and delicate nature of kaiseki cuisine means that dishes are meant to be eaten immediately for ideal temperature and texture. With the pivot to bento boxes, chefs are redesigning their food to be suited to travel and hold longer. The number of bento boxes is often limited, but at a more affordable price point than dining in at these restaurants.
懐石は、寿司だけでなく、焼き、蒸し、揚げ物、煮物、焼き物など、さまざまな技術を習得することから、日本料理文化の中で最も高貴で難しい料理と見なされています。 懐石料理の複雑で繊細な性質は、料理が理想的な温度と食感のためにすぐに食べられることを意図していることを意味します。 (お店ですぐに食べるのではなく、持ち帰りや宅配の)弁当箱に変更することにより、料理人は、より長い時間の移動や配送に適した料理を改めて考え直しています。 お弁当の数は限られていることが多いですが、レストランで食事をするよりも手頃な価格になっています。
…というように、単なる、よくある日本食じゃなくて、日本食文化の中でも最も高貴で最も手のこんだ「懐石料理」(英語でも、そのまま”Kaiseki”です)でも、お弁当箱でテイクアウトや配送されるようになり、しかも、通常、レストランで食べるよりも、比較的お手頃な値段ということで、新しいビジネス・モデルとして成立するくらい、かなり売れていると指摘しています。
例えば、この記事に出てくるカリフォルニア州ナパにあるKenzo MiyaishiさんによるKenzo Napaの例では、毎日、75ドルの懐石弁当を60個作り、大人気とのこと。単純計算で、75ドル✕60個=4,500ドル(1ドル=110円換算で約50万円)の売上。
また、ロサンゼルスにあるミシュラン2つ星の日本食レストラン、
n/nakaでは、お店は閉めたままで、毎日、より豪華な85ドルとお手軽な38ドルのお弁当を160個もつくっておりまして(通常のこのお店のテイスティング・メニュー、275ドルと比べると激安なのでよく売れてるそうです)、おそらく、毎日、100万円ほどの売上になってると推察されます。
あと、この記事、西海岸の事例ばかりになっておりますが、そう言えば、うちのブログでも、コロナ禍を背景にして新しく誕生したニューヨークの日本食、和食のレストランのお弁当を、すでにいくつかご紹介してました。
以下、そんなニューヨークの事例など、ご参考まで。
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