前回、『
コロナ禍のアメリカで空前の起業ブーム』とお伝えしましたが、今回のコロナ禍ならではの大きな特徴の1つとして、この起業ブームは大都市だけでなく、地方の小さな町でも起こっているそうです。
例えば、起業家向け専門誌『アントレプレナー』(Entrepreneur)にも:
…との記事。
この記事では、小さな町が素晴らしいビジネス・ハブ(新規事業の拠点、集積地)になりえる、以下の5つの理由・特徴を挙げてます:
- Smaller population means easier brand recognition(より少ない人口は、より簡単なブランド認知を意味する)
- Pre-built strong customer base(小さな町では人々の結びつきが大都市よりもより強く、一度、支持者がつくと大都市よりもより早く、強力な顧客基盤を得やすい)
- Less noise, allowing for easier connection(ノイズが少なく、より簡単に人々と結びつけやすい)
- Lower competition for funding(資金調達のための競争が少ない)
- Finding good employees(よい社員を見つけやすい)
あと、地方の小さな町でも起業ブームが起こっている背景には、特にアメリカの場合、
リモート革命の影響が少なくないでしょう。
また、地方の小さな町での起業ブームは、必然的に『地方都市の活性化』をもたらすことになり、そういう視点からメリットをまとめたデータも数多く存在します。うーむ。日本の地方再生とかにも参考になるかも?
その中でも、頻繁に見かけるのが:
"for every $100 spent at a local business, $68 remained in the city while only $43 of each $100 spent at a chain retailer."
地元の企業で100ドルを費やすと、そのうち68ドルが地元経済に循環され残りますが、全国チェーンの小売店で100ドルを費やすと地元に残るのは43ドルしかありません。
…という調査結果。
等などで:
1. More of your money will be kept in your local economy
For every $100 you spend at locally owned businesses, $68 will stay in the community. What happens when you spend that same $100 at a national chain? Only $43 stays in the community.*
…という感じで、本当によく見かけるデータです。
以下、その他の関連データも、ご参考まで。
先程の別バージョンのグラフ(Infographic)からたったの10%でも、これまで使ってるお金のうちの一部をチェーン店から地元企業(お店)へ切り替えると、例えば、サンフランシスコの場合、約200億円もの追加の経済活動と、約1300もの新規雇用を生み出します
・・・となると、アメリカの地方の小さな町でも起こってる起業ブームから生じる経済効果や地方社会への影響は、かなり大きなものになるかも?
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