幼少期、アレルギー体質克服のためにはじめた水泳で、大学2年の頃には筋力不足や極度の貧血で伸び悩み日本選手権200メートル個人メドレーでは40位の最下位だったものの、日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(58)の指導を受け、才能が開花。競泳女子400メートル個人メドレーで金メダルの
大橋悠依選手。
高校卒業後に本場の米国に渡り、屈指のスケーターへと成長。凱旋がいせんの五輪で力を示し、夢と金メダルの両方をつかんだ、スケートボード 男子ストリートで金メダルの
堀米雄斗選手。さらに、スケートボード女子ストリートでも、13歳で
西矢椛(にしやもみじ)選手が日本最年少金メダル。
卓球の新種目「混合ダブルス」では、
水谷隼選手と伊藤美誠選手のペアが、準決勝のドイツ戦に続き決勝の中国戦でも奇跡的な大逆転を連発し、日本卓球界初の金メダル。

もちろん、メダルの有無に関係なく、コロナ禍の影響で開催が1年も延期され様々な不安や批判が吹き荒れる中、自国開催(なのに無観客)という異例のプレッシャーとも向き合って、ベストを尽くす選手の方々の姿には、尊敬しかありません。
とにかく今回のオリンピック、ここまでのところ日本選手の活躍ぶりが凄まじいのですが、そんな中でも、4日目までの時点で、世界でも話題になっているのが、スケートボード女子ストリート関連のニュース:
…などという感じで、金メダルの西矢椛(にしやもみじ)選手と銀メダルのブラジル代表レイサ・リール(Rayssa Leal)選手が、ともに13歳。さらに、銅メダルも日本代表の16歳の中山楓奈(なかやま ふうな)選手。
他の競技と比べて、有力選手がぶっちぎりで若い、若いっていうか、もう見た目は子どもなのですが、競技で披露する技が「あんなのどうやってできるの?」的にすごいのと、ライバル同士でもお互いに声かけあったり、拍手しあったりしてまして、たぶん、そういうのもスケートボード文化の一部なのでしょうけど、とにかくスポーツマンシップが素晴らしく、試合後に抱き合ったり、メダルをかけたあとにも仲良さそうに寄り添ったりしている西矢椛(にしやもみじ)選手とレイサ・リール(Rayssa Leal)選手の姿に、この東京オリンピックの全競技、全場面の中でも、記憶に残る名場面の1つ、と報じられております。
メダルをかけたあとも仲良さそうに寄り添う西矢椛(にしやもみじ)選手とレイサ・リール(Rayssa Leal)選手
また、さらに言うと、実は、欧米諸国では、近年、女性だから何かをやってはいけないとか、女性だからこうしなくてはいけない…のような女性差別につながる慣習や考え方をなくそうとか、要するに、男女平等の意識が、年々、高まっているのです。
そんな時代の流れもございまして、東京オリンピックから加わった新しい競技としても、もともと注目されていたスケートボード競技での初めての金メダリストと銀メダリストが、なんと、若干13歳の女の子たち!!!(さらに銅メダリストも16歳!!)になったことのインパクトとか、意義は、特に、欧米諸国で、さぞかし大きい(今後さらに大きくなる?)ことでしょう。
まぁ、少なくてもこの13歳、16歳のメダリストたちの登場によって:
「女の子なのだから、スケートボードなんてやっちゃだめ、危ないよ」
…などと大人に止められていた女の子たちに、挑戦の機会が与えられるかもしれません。
いいえ、スケートボードだけの話ではないでしょう。
これまで「女の子だから…」という理由で、何かを止められていた、あるいは、自ら何かをやってみる前から諦めていたり、諦めかけていた世界中の女の子たちに、この13歳、16歳のメダリストたちが、一歩前へと進む勇気や希望を与えてくれるかもしれません。
そんな背景を踏まえて、例えば、AP通信は:
…などと報じています。
THIRTEEN-year-old Momiji Nishiya wins gold in street skateboarding
| Tokyo Olympics | NBC Sports
(米NBCスポーツによる特集)
※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。