前回に続いて、今年2021年1月1日、ミッドタウンの31~33丁目間の8~9番街間(8番街が正面入口)にオープンしたばかりの、ペンシルバニア駅が拡張して作られた新しいトレイン・ホールの「モイニハン・トレイン・ホール」(Moynihan Train Hall、略してMTH)のご案内。
その美しい建築デザインや芸術性が有名で、駅舎という実用面だけではなく、パブリック・アートとして多くの人々の心を満たしていたという旧ペンシルバニア駅の歴史的な背景を受け継ぎ、今回、新たに復活したこの新しい「モイニハン・トレイン・ホール」でも、パブリック・アートの展示に力を入れている…と、すでに度々お伝えしてますが、この駅舎、パブリック・アート以外にもそんな歴史的な背景を伝える場所がいくつかございまして、例えば、ここもその1つ:
- アムトラックの荷物引取所(AMTRAK - Ticketing & Baggage Customer Service)
アムトラックに乗車する前に預けた荷物がベルトコンベアに乗って出てくる場所なのですが、そこの壁が、1910年頃の旧ペンシルバニア駅の様子を写した数々の美しい白黒写真になっておりまして、ご丁寧に歴史的背景の説明もついているのです。
アムトラックでニューヨークにやってきた人々を、ニューヨークの歴史ある写真でお出迎えするって、これ、良いアイデアですよね。
たぶん、セキュリティ重視という理由もあって敢えて殺風景にしているのかもしれませんけど、空港の荷物引き取り所でも、こういうアイデア、取り入れてみたら良い気がします。荷物が出てくるのを待ってる間の時間つぶしにもなりますし。
以下、ご参考まで。
新しいトレイン・ホール構内の構内地図(MTH Map)には、
”Historic Timeline Mural”(歴史的なタイムライン壁画)という見所の1つとして取り上げられてます
荷物が出てくるベルトコンベアの上の壁全面が歴史的な写真・資料っていうユニークな構造空港とかでもやったらいいのにね
それにしても旧ペンシルバニア駅構内って本当に大神殿みたいだったんですね
"....And we shall have it again. Praise all."(そして、私たちはそれを取り戻す。その全てを褒め称えよ。)が、じわじわきます
〔ご参考〕
【モイニハン・トレイン・ホール(Moynihan Train Hall)特集】
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