上の写真は、今年1月20日~3月19日までの期間限定で、コロナ禍真っ最中のニューヨーク、五番街に面するロックフェラー・センターに登場したパブリック・アート作品。
ご覧の通り、銀色の大きな人間、高さ10フィート(3.048メートル)もあるんですけど、思いっきり上を見上げているというのが、その最大の特徴。
作品名は、そのままずばり『見上げる』(”Looking Up”)。トム・フリードマン(Tom Friedman)さんの作品。
作者の思いを含め日本語で意訳したら、たぶん、
あの坂本九さんの名曲 と同じく、『上を向いて歩こう』でしょうね。
“People tend to physically internalize figurative sculpture. They mimic the sculpture’s gesture. 'Looking Up' represents a request to look beyond oneself and to engage in wonder, discovery, awe, and also positivity. " 「人々は、何かしらの特徴を表現した彫刻から影響を受け、心の中の状態を創り出す傾向があります。(そして)人々は、彫刻のジェスチャーを模倣します。 この「見上げる」というアート作品は、 自分自身の枠組みを超え、不思議、発見、畏怖、そして積極性に取り組むことへの要求 を表しています。」 “Art, for me, is a context to slow the viewer’s experience from their everyday life in order to think about things they haven’t thought about . Or to think in a new way.” 「私にとってアートとは、鑑賞者が考えもしなかったことを考えるために、日常生活から彼らの体験を遅らせる コンテキストです。 あるいは、彼らが、新しい方法で考えるために。 」 うーむ。アート作品から刺激や影響を受けたり、アート作品に触れることで日常生活から距離を置く感じになり、考えもしなかったことを考えたり、新しい方法で考えることで、人間は、自分の限界を超えた世界(不思議、発見、畏怖のある世界、挑戦など)にも、ポジティブに取り組めるようになる・・・っていう感じ?
いろいろ考えさせられます。
以下、そんな『見上げる』(”Looking Up”) 像の様子など、ご参考まで。
めっちゃ見上げているので、 ついついつられて空を見上げてしまいます 後ろから見るとこんな感じ にょきーんっ ♪幸せは雲の上に 幸せは空の上に 上を向いて歩こう 'Looking Up' represents a request to look beyond oneself and to engage in wonder, discovery, awe, and also positivity." この「見上げる」というアート作品は、 自分自身の枠組みを超え、不思議、発見、畏怖、 そして積極性に取り組むことへの要求 を表しています。【追記】・・・と、ここまで書いて、2016年にも トム・フリードマンさんの 『見上げる』(”Looking Up”) が、 パーク・アベニュー沿いに登場してたことを思い出しました。 しかも、そのとき『見上げる』は、今回の作品よりも 3倍くらい大きな 全長約10メートル(33.3フィート)ほどで 以下のような感じ おっきいです!! あと、このとき も坂本九さんの名曲 『上を向いて歩こう』を連想してました:) VIDEO
〔ご参考〕
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