Love in Times Sq. 恒例の愛のアート、2021年は”Love Letters”

前回の続きで、毎年恒例のタイムズ・スクエアでのバレンタイン・イベント、Annual 'Love in Times Square' Design Competition（『愛』をテーマにしたアート作品のコンテスト）の2021年の優勝作品、Soft-Firmによる『ラブ・レターズ』（”Love Letters”）をご紹介します。

この作品は、

Primarily composed of repurposed and donated plywood from building façades across New York City, Love Letters is a large-scale sculptural installation that invites a diversity of public participation themed around love and notions of interdependence, resilience, and inclusivity.

主に再利用および寄贈されたニューヨーク市内の建物のファサード（外壁の特徴的な部分）の合板で構成され、ラブ・レターズ（Love Letters）は、大規模な彫刻インスタレーションで、愛と相互依存の概念、回復力（打たれ強さ）、包括性などに関するテーマにした多様な市民参加を呼びかけるものです。

・・・とのことで、その名の通り、展示されてるこのアート作品に、自由にリボン状の『ラブ・レター』を結び付けられるようになっているほか、現地に行かなくても公式サイト上からインターネット経由でラブ・レターを送る、リモート対応も取り入れた仕組みになってます。

公式サイト上からインターネット経由で日本からでもラブ・レターを送れます

ここで興味深いのが、その『ラブ・レター』の内容を、いわゆる普通の『ラブ・レター』、日本語で言うところの「恋文」に限定していないところ。

コロナ禍という時節柄、亡くなられた愛する人（a lost loved one）への想いや、医療従事者やその他のエッセンシャル・ワーカーの方々への感謝（appreciation to essential workers）、さらには、何かしらの社会問題への抗議のメッセージなど、今、この瞬間だからこその幅広い『ラブ・レター』を募集しております。

展示期間は、3月10日まで。展示場所は、毎年恒例のブロードウェイ沿い46～47丁目間の”Father Duffy Square”。

以下、そんな現場の様子をご参考まで。

デリバリーの配達員さんも立ち寄ってましたSoft-Firmによる『ラブ・レターズ』（”Love Letters”）
作品紹介ボードリボン状のラブ・レターを結び付けられる構造なので”Wishing Well”と紹介されてます材料は、ニューヨーク市内の建物の廃材のリサイクル完全に、体験型アート例えば、こんなメッセージ”Love you oh so much 1980 through out the years”（1980年からずっと何年も君をとても愛してる）毎年のことながら、実に興味深い『愛』をテーマにしたパブリック・アート展示です何も知らずにやってきてパッと見た感じだと、古代遺跡みたい？

〔ご参考〕

・http://arts.timessquarenyc.org/times-square-arts/projects/at-the-crossroads/love-letters/index.aspx：公式

【Love in Times Square 2021関連】

■TKTS展望台から見た「愛」をテーマにしたアート作品2021 - ”Love Letters”

■Love in Times Sq. 恒例の愛のアート、2021年は”Love Letters”

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