日本の企業からこんな発表があるなんて、なかなか珍しいことだと思います。10日付けの報道によりますと、トヨタの豊田章男社長から:『今回の大会組織委員会のリーダーのご発言は、私たちトヨタが大切にしてきた価値観とは異なっており、誠に遺憾でございます』
・・・と、森会長の“女性蔑視発言”への苦言。
そのほかトヨタからは抗議のため聖火ランナーの辞退が発表され、大勢のボランティアの辞退とか、小池知事からも、15日から予定されているIOC、国際オリンピック委員会、東京都、政府を交えた4者会談を欠席するとの意向が表明されるなど、森会長への批判が止まりません。
でも、この問題、批判ばかりじゃ何も変わらない気がします。
批判だけではなく、差別される側の女性のリアルな気持ちをもっとみんなで共有し、共感できる世の中になれるように、男女平等についてどういう意識や考え方を持ち、どういうビジョンを描いたら良いのか、みんなで考えるための話題や情報を、もっと報道した方が良い気がします。
その参考になりそうなスピーチを、以前取り上げてますので、今回、改めて、ご紹介させて頂きます。
そのスピーチとは、2014年9月、ニューヨークの国連本部で、当時まだ24歳の若手女優のエマ・ワトソンさんが、国連史上初となる男女平等を普及するプログラム「HeForShe」の立ち上げを宣言する際に披露した、男女平等について訴える歴史的な名スピーチ。
当時、あまりに素晴らしかったので速攻で英語の原文(Full Transcript)とその全文の日本語訳、さらに、それを埋め込んだ動画をご用意したほどでした。
その動画は、現在までに20万回以上視聴されておりまして、先ほど確認のため改めて見てみても、エマ・ワトソンさんの心のこもった言い回しが、じわじわと深く響いてきます。
それでは、以下、じっくりご覧ください。
Emma Watson He For She Speech (日本語訳付)
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