前回の続きで、コロナ禍のNY、秋のイースト・ビレッジお散歩動画特集。
このお散歩動画の中に、ニューヨークがまだニューヨークと名付けられる前からある⁉、とてつもなく古い教会が登場します。その名は:
セント・マークス・チャーチ
(St. Mark's Church:1799年完成、教会組織は1660年以前?)
ちなみに、「ニューヨーク」という地名がついたのは、1664年。それ以前は、「ニュー・アムステルダム」でした。
2007年3月にご案内した際に:マンハッタン島をオランダ西インド社が先住民から手に入れた(24ドル相当の物品との物々交換)のが1626年なので、入植者が開拓をはじめて最初にできたコミュニティに建った教会の1つなのかも。
そういえば、碁盤の目のように整備されている周辺のストリートの中で、この教会の前だけ斜めの道があります。道の名前が知事さんの苗字(Stuyvesant)ですから、この教会に関係した何かの理由があり、斜めの通りが残されたのでしょう。また、昔は9th St.まで教会関係施設で、セント・マークス・プレイス(今でも残る8th St.の別名)が最寄の商店街だったのかもしれませんね。
などとご案内しておりますが、この教会の場所は、2nd Ave.沿い、10~11丁目の間。一応、もう一度、お散歩コースの地図もどうぞ。
碁盤の目のように整備されている周辺のストリートの中で、この教会の前だけ斜めの道があります
そんな歴史の重み、時の重みをたっぷりと感じさせるセント・マークス・チャーチですが、今、この教会の前にあるフェンスには、新型コロナウィルスによりお亡くなりになられた老人ホームの方々へ向けた追悼のメッセージと言いますか、異国文化を感じる以下のようなバナーや塗り絵(子どもたちからのもの?)が飾られています。
”In memory of all who have died from Covid in nursing home”老人ホームでコロナで亡くなられたすべての人々を偲んでドクロ・マークいっぱいこれで追悼の想いを表現するというのは、なかなか日本人には理解しにくい気がします
調べてみると、Day of the Dead (Día de Muertos)という日本のお盆のような感じのメキシコの祝日がありまして伝統的に、亡くなられた方々の霊をドクロ・マークでお出迎えしお祝いするそうですアメリカには、メキシコからの移民の方々も大勢いますのでニューヨーク最古の教会前にもこのようなものが登場しているのでしょうよく見ると、蝶や、ハート・マークなども
だいたい7:30くらいからセント・マークス・チャーチ登場
<コロナ禍のNY、秋のイースト・ビレッジお散歩動画特集>
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