前回の続きで、コロナ禍のセントラルパークから・・・。
上の写真は、1934年からセントラルパーク内にある老舗のレストラン(建物自体は、1870年に建造されたもの)、タバーン・オン・ザ・グリーン(Tavern On the Green)前の風景。
現在、このレストランはコロナの影響で営業自粛中ですが、セントラルパークの西の端、66~67丁目間にあるということで、セントラルパークを訪れる多くの地元の方々が、ここを通っていきます。
中には、お店の前のベンチでくつろぐ方々も。
このときも、たまたま偶然、ベビーカーに乗った赤ちゃんとママ、そして、そのすぐ側で、健気にじっと赤ちゃんを見守る白いムクムクの毛のワンちゃんが・・・。
なんでだろう?
コロナ禍だから、特に、そう感じるのかもしれません。
あ、そう言えば、インターネット上の証券会社のTD Ameritradeが、このコロナ禍の中、アメリカ人のペットとお金の関係性について興味深い調査レポート:
Pets & Finances Survey(ペットと財政の調査)
Examining Americans’ financial attitudes on pet ownership
を実施しておりまして、その結果、新型コロナウィルスや、それによるソーシャル・ディスタンス(により人との触れ合いが減っていること)を理由に、ペットの飼育/保護を考えている米国人(全世代)の比率は、33%(33% of Americans have or considered fostering or adopting a pet due to social distancing/ Covid-19 pandemic.)。ミレニアル世代に限ると、なんと50%!?、二人に一人がペットを求めているとのこと。
なかなかの驚きの結果になっておりますが、ここで、たぶん、日本人の皆さんが「なぜ?」と感じ、ひっかかるのが:
「ペットの飼育/保護を…」
(fostering or adopting a pet)
の部分でしょう。「ペットを買う」(buying a petとか、purchasing a pet)ではないのです。これには、明白な理由がございまして、だいたいここ10年程の間に、アメリカでは、ペット・ショップでの犬や猫の販売が法律で禁止されるようになってきているのです。
それだけ、近年、アメリカでは、ペット人気が高まっており、人道的な観点からペット工場(英語では、”Pet Mills”、ペット・ミルズ)や、販売のためのペットのブリーディングを問題視するようになってきたということでしょう。
しかし、いくらペット・ショップで犬、猫、うさぎなどのペット販売が禁止されたとしても、ペットを飼うには、当然、お金もかかりますので:
などとニュースにも。
また、別ソースのニュースでも:
というワケで、このTD Ameritradeによる調査レポートの中から、ほんの一部ですけれど、興味深いなぁと感じた箇所を、以下、ご参考まで。
すでに現時点で、3分の2のアメリカ人(65%)が、少なくても一匹のペットを飼っていて、その中でも、特に犬(48%)と猫(32%)が最も人気があるそうです
新型コロナウィルスを理由に、ペットの飼育/保護を考えている米国人(全世代)の比率:33%世代別では、ミレニアル世代(50%)、X世代(33%)、
ベビー・ブーマー、団塊世代(25%)
コロナ禍の中、ペットから慰め、癒やしを得ていると言う米国人のペットの飼い主(全世代)比率:89%世代別では、ミレニアル世代(84%)、X世代(87%)、
ベビー・ブーマー、団塊世代(95%)
コロナ禍の中、ペットのおかげで寂しさが和らぐと言う米国人のペットの飼い主(全世代)比率:82%世代別では、ミレニアル世代(83%)、X世代(82%)、
ベビー・ブーマー、団塊世代(83%)
コロナ禍では、いつも以上にペットにお金をつかっているというミレニアル世代の比率:27%つまり、現在、米国ペット市場を牽引するのはミレニアル世代ってこと全世代では18%、そのほかX世代(21%)、
ベビー・ブーマー、団塊世代(8%)
米国では、犬を飼うのにかかる費用は全世代の年間平均で、1,201ドル
一方、米国で猫を飼うのにかかる費用は全世代の年間平均で、687ドル
〔ご参考〕
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