コロナ禍の中、
先週、8月17日～20日までの4日間、アメリカでは、野党・民主党の全国大会が開催されました。
何かと注目されるトランプさんの登場する与党・共和党の全国大会は、今週24日から。日本でも、多々、報じられているのでご存知の方も多いでしょう。
4年に一度、11月の米大統領選に向けて、アメリカの2大政党、つまり、民主党、共和党それぞれの党の大統領候補者を正式に指名し、党員の結束を高め、一般有権者にアピールする・・・という重要なイベントで、厳密に言うと、英語では、"national nominating convention"（全国指名大会）と呼ばれてたりします。
また、特に今回は、本題の政治のお話、大統領選の行方などの他にも、新型コロナの影響で、ほぼすべての行事が史上初めてオンラインで開かれる異例の「バーチャル党大会」になったことでも注目を集めています。
リモートでも参加できる「バーチャル党大会」になった結果、高い視聴率を獲得したほか、バーチャルならではの利点もあるとかなんとかで：
Virtual Caucuses Bring in Record Digital Audiences Unseen in Past Convention
などと、8月20日付の日本語版News Weekでも、さっそくニュースになってたりするのですよ。うーむ。
まぁ、たしかに、一時期、新型コロナウィルスの感染者や死者が爆発的に増えたアメリカでは、世界中のどの国よりもリモート・ワーク、テレ・ワーク、遠隔学習などなどが半ば強制的に世間に広く普及させられましたので、この「バーチャル党大会」への参加率や注目度も、4年前では想像できなかったレベルに高まっても不思議じゃありません。
アメリカでは新型コロナが、今後の政治（の活動の仕方とか）を変えることになるかもしれませんし、あと、こういう感じでリモートで何かするとき、日米間で、意識とか感覚に誤差や違いが出てくるような気もします。
えーと、それはそれとして、本題の政治のお話、大統領選の行方につきましては、それはもう、あらゆるメディアでめちゃめちゃニュースになってまして、まさに百家争鳴（ひゃっかそうめい）。
なにしろ、あのトランプ大統領の再選をかけた選挙ですからね。
こういうときは、
今年4月からはじまりました、子どもでも分かる語り口で伝えてくれるNBCの夜の看板ニュース番組（Nightly News）の子ども版（Kids Edition）の内容を見てみましょう。
以下、NBC Nightly News Kids Editionの8月18日放送分から、党大会についての特集（
4:37以降から）、ご参考まで。
野党・民主党は、ジョー・バイデン（Joe Biden）前副大統領を党の大統領候補に正式に指名
副大統領候補は、カマラ・ハリス（Kamala Harris）上院議員初の黒人女性副大統領候補としても話題
今年はコロナの影響で、コンベンション（党大会）と言うよりもズームによるオンライン会議（Zoom Call）に・・・
これもリモート革命の一端新しい政治のはじまりかも？
すでに年のはじめに、各州に割り当てられている政党ごとの代議員（delegate）
による投票で選ばれた大統領候補を公式に指名するのが、この全国党大会
そのほか、様々な人々によるたくさんのお話（there's lots of talking）が大きな注目を集め・・・
プラットフォーム（Platforms）と呼ばれる
両党の政策の基本、方向性の違いが問われます
そして、大統領候補者による指名受諾演説も
ちなみに、大統領候補者による指名受諾演説は、アメリカ政治史上で唯一4選された大統領である
フランクリン・ルーズベルト（Franklin Roosevelt）さんの1932年の最初の大統領選挙のときから
はじまったものだそうです
今週24日からは、現職のトランプ大統領が登場する共和党の全国党大会がはじまります
NBC Nightly News Kids Editionの8月18日放送分、
〔ご参考〕
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