前回の続きで、サマー・ストリートの話題。
今年は、コロナの影響で『サマー・ストリート』(Summer Streets in NYC)は開催されないのですけれど、改めてしみじみと考えてみますと、真夏のニューヨーク、8月の毎週土曜日午前中に、マンハッタンを南北に貫く大通りのパーク・アベニューなどから車を完全に排除して、ニューヨーク史上最長の歩行者天国を創り出し、そのコースの途中の数カ所で、無料で参加できる運動系アクティビティや、無料の試食を提供する飲食関連のマーケットなどを開催してたのって、すごくないですか?
サマー・ストリートは、2008年からはじまったもので、8月の毎週土曜日午前中だけしかやってませんので、たぶん、日本ではあまり知られていないかもしれませんけど、観光旅行でニューヨークを訪れる方々にとって、このイベントは、ニューヨークの魅力や面白さを短時間で体験できる絶好の機会とか、最高の見所と言えるかも?
なにしろ、歩いて楽しめるのが良いんですよー。
もともとニューヨークのマンハッタンは、その大部分のエリアが徒歩で歩いて楽しめるのが、大きな魅力になっているのですけれど、サマー・ストリートでは、歩行者天国になってる大通りをお散歩できるのです(しかも、
無料のレンタル自転車コーナーまであるんです)。
とにかく、例えば、上の写真、100年を超える歴史を持つグランド・セントラル・ターミナル駅の建物の中を抜ける車道とかまで歩行者天国になっておりまして、ずっとニューヨークに住んでいても、
サマー・ストリートの時しか歩けない場所とか、見れない景色や風景を、たっぷり堪能できちゃう。
途中、喉が乾いたり、お腹が空いたら、気軽に立ち寄れるニューヨークの最先端トレンドを感じさせる様々な飲食系ブランドやメーカーの試食コーナーもあったりしますし。
今年は、サマー・ストリートの代わりに、マンハッタン内のあちこちで、
毎日、ソーシャル・ディスタンスを維持しやすくするためや、子どもたちが野外で遊べる場所を確保するために車道を歩行者天国状態にするオープン・ストリート(Open Streets)をやってはいるんですけど、やっぱり、サマー・ストリートほどのお祭り感と言いますか、インパクトのあるアトラクションや試食コーナーはないんですよね。
まぁ、それでも、大都会の中で車道を歩道にすることで生じる様々な魅力が、ちょいちょい最認識されつつありまして、8月11日付のNYタイムズに:
Are More Car-Free Streets in N.Y.C.’s Future?
未来のニューヨーク市には、車のない道がもっとある?
なんてタイトルの記事も。うーむ。いろいろ考えさせられますね。
せっかくの機会ですので、うちのブログでご紹介したものだけですけれど、昨年2019年のサマー・ストリートの風景を、以下、ご参考まで。
(ご参考)
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