新型コロナの影響は様々な業界・分野に出ておりますが、今年、アメリカの
「バック・トゥ・スクール」(Back to School)のお買い物シーズンの売上は新型コロナの影響で史上最高記録を更新するかも?・・・などという説が出ています。
しかも、小売業界の専門家中の専門家、NRF(全米小売業組合)から!
そう、毎年、ニューヨークで開催される全米最大の小売業界イベント、
リテールズ・ビッグ・ショー(Retails Big Show)
でお馴染みの、あのNRFからです。
そんなワケで、冒頭のスクリーン・ショットの通り、7月18日付けMarketWatchでニュースに:
The back-to-school shopping season will be a ‘dud’ one analyst says, but the NRF is forecasting a record breaker
(今年の)バック・トゥ・スクールのお買い物シーズンは'不発'になるというアナリストもいるけど、NRF(全米小売業協会)は史上最高記録更新を予測
えーと、まず、アメリカの「バック・トゥ・スクール」(Back to School)のお買い物シーズンが何だかよく分からない方のために、少し補足いたしますと、9月から新学年がスタートするアメリカでは、毎年この時期、「バック・トゥ・スクール」(Back to School)というフレーズを街のあちこちで見聞きするようになります。
前述のMarketWatchによりますと、今年の「バック・トゥ・スクール」関連のお買い物の経済効果は、なんと:
On the flip side, the National Retail Federation says back-to-school could be a blockbuster. Parents of children in elementary and high school plan to spend an average of $789.49 per family and college students and their families expect to spend $1,059.20, according to the group’s latest data. Both are record amounts.
Total spending is expected to reach $101.6 billion, breaking the $100 billion mark for the first time.
一方、全米小売教会は、「バック・トゥ・スクール」(関連の売上)が大ヒットになる可能性があると言う。同協会による最新の調査データによると、小学生から高校生までの子供を持つ親の出費は、一家族辺り平均789.49ドル(1ドル=110円換算で約8万7千円)、さらに、大学生の子供を持つ親になると、一家族辺り平均1,059.20ドル(約11万6千円)になるとのこと。どちらも史上最高記録。
また、(バック・トゥ・スクール関連の)の支出の総額は、1,016億ドル(約11兆円)になると見込まれており、これも史上初めて1,000億ドルの大台を突破することになる。
コロナ禍で失業してたり、先行きが不安という方々も多い中、すご過ぎ。
まぁ、たしかに、同じお金をつかうなら消えてなくなっちゃうものよりも、知識や教養として身につき、人生を切り開く力になる子どもの教育へつかおうっていう考え方、アメリカでは、かなり根強いのは知っていますけど、それにしても、なんでまたこのタイミングで「バック・トゥ・スクール」関連のお買い物が、史上最高記録を更新するほどまでに激増するの?
その答えは、新型コロナの影響・・・らしいんですよ。
要するに、リモートでの自宅学習、遠隔教育が、アメリカの学生の間ではめちゃめちゃ当たり前になっちゃったから(4~5月に詳しく特集しましたね)。
大学なんか、ほぼすべての授業がリモートになりますし、この機会に新しいパソコンを購入しようとか、パソコンは持ってるけど、パソコン関連機器、例えば、外付けHDを追加で買っておこうとか、そういうニーズが高まっているそうで、それで出費がかなり増えるんじゃないかと予測されているんですね。なるほど。
あと、バック・トゥ・スクールのセールだからと言って学生しか買わないってことはないですし・・・。
コロナの影響で、リモート・ワークやテレワークしてる社会人も多いでしょうし、別に普通に社会人もセールでお買い得になってるものがあれば買いますから、今年のバック・トゥ・スクールのセールでは、確かにパソコン関連の品々、めっちゃ売れるかも?
〔ご参考〕
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